第10話 空気読めよ
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突然ですが、遠坂 暁とサギ・スプリングフィールドが同一人物だと言うことがバレた。
今は遠きイギリスはウェールズに向かい、機上の存在となっています。
そもそもの原因は「闇の書」だった。
はやてちゃんの魔力=リンカーコアの封印に成功し、熱田にある中部魔術協会本部の呪物の封印室に幾重もの結界を張った中で「闇の書」は安置された。「闇の書」自体はベルカ式魔法のデバイスであり、それを知らない協会では、理解不能なオーパーツ扱いなのだが、積もりに積もった怨念が酷く、呪物として扱われた。
これなら大丈夫だろう、と思っていた。
まぁ、唯一の懸念は原作に出て来た猫姉妹の暗躍だったが、中部魔術協会本部内にあるだけあって、封時結界を張って侵入することもできないはずなので、大丈夫のはずだった。
管理局屈指の使い魔の猫姉妹2匹と言えど、中央突破による侵入が成功するようなら、中部魔術協会にはどうすることもできないし、さすがにそれはないだろうと思っていた。
が、事態は想像の斜め上を行き、「闇の書」の契約者紛失による強制転移が(多分)行われ、封印室が破壊された。封印室は地下にあり、近くには他の呪具も封印されており、諸共に(転移に巻き込まれ)紛失した。
協会内に激震が走った。
不幸中の幸いとしては、次元震が観測されなかったことだろうか。次元震を巻き起こすほどの魔力が足りていなかったのか、それとも結界による恩恵なのか判断はできないが。
当然封印室の地上部にあった建物も巻き込まれ倒壊し、局地的な地震か雷が落ちたかのようだ。対外的にはそう説明した。
個人的にはこれで「闇の書」による(地球の)被害は無くなったと思えたので、「ま、いっか」という感じだったんだが、その考えが悪かったのか、再建する封印室の結界を一部任せられるわ、どさくさまぎれに悪さを行おうとする怪異や違法術師の対応をやらされるわ、でなんやかんや忙しい日を送らされた。
でそんな日々もようやく終わり、新しくなった封印室及びその上の建物の上棟記念も兼ねて、神鳴流の印可試験が行われた。
何故か5人しかいない試験者の1人に選ばれた。
8歳である。もちろんこの中では最年少受験者だ。
まぁ、対外的には6歳の頃から2年しか修行していないが、魔法球内で神鳴流と気功の修行をそれぞれ1年4ヶ月、つまり延べ13年以上修行している。
体格的にはどうにもならないが、技術的には充分と師匠が判断したらしい。ぶっちゃけ身体強化を「念」で行えば充分打ち合えるしね。なので最近師匠には小さい体格を活かした戦術を考えて戦うように示唆されている。
で、型や技の披露や判定役との立ち会いなど滞りなく行われ、印可は受けれたのだけれども、検
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