第3章 赤い桜編
第36話 過去を奏でるメロディー
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リョ「グワァァァァァァァァァァッ!!」
ル「アァァァァァァァァァァァッ!!」
俺とルーシィはメロディーと戦っている真っ最中だが、完全に不利な状態。メロディーの魔法、音楽魔法(ミュージック)の雑音が頭を締め付けるような音楽を奏でていて、頭にガンガン響く。立ち上がれないほどだ・・・さっきから俺もルーシィも叫び声を上げてばかりだった。
メ「その叫びも、素敵な、メ〜ロ〜ディ〜♪」
な、なんなんだ、あいつ・・・?さっきから、言ってることが、ちんぷんかんぷんだ・・・
メ「さて、雑音、一時停止。」
・・・と、止まった。さっきまでの雑音が聞こえない・・・
リョ「はぁ、はぁ、ルー、シィ、はぁ、はぁ、大丈夫、か・・・?」
ル「はぁ、私は、平、気、はぁ、はぁ・・・」
かなり時間を潰しちまったからな・・・ここからだぜっ!!
メ「それはど〜う〜で〜しょ〜う〜?」
リョ「どうゆう意味だっ!!」
メ「すぐにわかりますわ。聖十大魔道のリョウ・ジェノロ。あなたに届けます。過去のメ〜ロ〜ディ〜を〜♪」
はっ?さっきから何言ってるんだこいつ?頭ぶっ壊れたのか?その時、
リョ「あ、アァァァァァァァァァァァッ!!!」
俺の頭の中で電撃のような痛みが走る。
ル「リョ、リョウ!?どうしたのっ!?」
リョ「な、なんだ、これ・・・あぁぁ頭が、頭が・・・!!グワァァァァァァァァァァッ!!!」
ル「リョウッ!!!」
メ「さぁ、リョウ・ジェノロ。過去のせ〜か〜い〜へ〜♪」
俺の意識はそこで完全に途切れた。
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リョ「・・・ここは・・・いったい・・・あ、?あれ?ルーシィ!?どこだぁ〜〜〜!!」
気がつくと、俺は闇のような真っ黒な不思議な空間にいた。あの過去のメロディーってゆう音楽のせいだ。早く脱出しねぇと、ルーシィが危ないっ!!
?「母さんっ!母さんっ!!」
リョ「え?」
どこからか声がした。声のした方へ行くと・・・
リョ「!!!??」
幼いころの俺がいた。5歳くらいだな。5歳の俺は泣き叫びながら誰かの手を握っていた。
リョ「!!か、母さん・・・!?」
ベッドの上で寝ている・・・いや、死んでいる母さんの冷たい手を握って5歳の俺は泣いていた。そして俺は思い出した。
リョ「これは・・・俺の、過去・・・うあああああっ!!」
また電撃のような痛みが襲ってきた。俺はその場にうずくまり、頭を押さえる。こ、これも、メロディーの・・・魔法、なの、か・・・?このままじゃ、俺
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