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『もしも門が1941年の大日本帝国に開いたら……』
実は原作通りのもあった。
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見ていたデュランはそう言う事しか出来なかった。
シュパ……パンッ!!
照明弾が撃ち上げられ、眩しくなるアルヌスの丘の周りには連合諸王国軍が展開している。
『ニッフィー3、ニッフィー3。敵を視認ッ!! 地面が三分に敵が七分、繰り返す地面が三分に敵が七分だッ!!』
無線から偵察員から緊急連絡が入る。
「戦闘配置ッ!! 戦闘配置だッ!!」
「またかくそッ!! これで三度目で今度は夜襲かよッ!!」
RPG系の本や雑誌、DVDを見ていた隊員達が罵倒する。
「文句言うなアホッ!! 急げ急げ急げッ!!」
隊員達は見ていた本等を放り出して六四式小銃やミニミを持って陣地に入り射撃準備をする。
「流石に三度目はキツイですね摂津三尉」
「文句言うなよ水野」
ミニミを構えた水野三曹がそう呟いた。
陣地の周りでは退役したのを特地に持ってきた陸自の35ミリ連装高射機関砲L-90等が照準を連合諸王国軍に向ける。
七四式戦車や一〇式戦車も射撃準備をする。
一方、連合諸王国軍は昼間の戦闘でやられた仲間の死体を踏み越えて進撃している。
「慌てるなよ……」
俺は撃ちそうな水野に言う。
「まだや……」
パンッ!!
『ウオオォォォォォォーーーッ!!!』
再び照明弾が撃ち上げられた時、連合諸王国軍は一斉に突撃を開始した。
『撃ェッ!!』
突撃する連合諸王国軍に陸自は一斉に射撃を開始してアルヌスの丘付近は戦場となった。
そして一夜が明けた。
「……酷いもんやなぁ」
俺は陣地を出て辺りを見渡す。あちこちに四肢を吹き飛ばされたり肉片となったりして戦死している連合諸王国軍兵士が地面に倒れている。
「摂津三尉、檜垣三佐から命令です。戦死した敵兵士の埋葬を行うそうです」
水野三曹と片瀬三曹が担架を持ってやってきた。
「そうか、ならこの辺から片付けるか」
俺は辺りを見渡す。この辺は四、五人の人間が折り重なって戦死しているけど何でこんな折り重なってるんだ?
「ま、それは後やな。そんじゃあ上から埋葬していくぞ」
俺と水野は上から戦死者を担架に乗せて埋葬地に運んでいく。
そして漸く五人目の戦死者を埋葬地へと運んだ。
「……ん? まだ戦死者がいたみたいだな」
その戦死者は女性だった。地面に窪みがある事やしたまたま弾が身体に命中してこの窪みに潜ったんだろうな。
「運ぶぞ水野」
「了解です」
そして女性の両肩を持った時……。
「……ぅ……」
……ん?
「……なぁ水野、今……」
「はい……」
「………」
俺の言葉に水
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