第10話『激突!! 謎の少女と2人の魔導師…前編』
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ってみる?」
そう言って手元に持っていた猫をツバサちゃんに渡して
猫を受け取ったツバサちゃんは猫を抱えながら背中を優しく撫でていたの
すると猫は気持ちよさそうに『ニャ〜』と鳴いていて
さらに周りの猫たちも撫でて欲しいのかツバサちゃんの近くに寄ってきたの
ツバサちゃんは椅子から立ち上がり床に座って近づいて来た猫たちを順に撫で始めたの
ツバサちゃんに撫でられた猫はみんな気持ちよさそうに鳴いていたの
そしていつの間にかツバサちゃんの頭や肩や足の上やその周りには
すずかちゃんの家の猫のほとんどが居て
ツバサちゃんは猫に懐かれ埋もれていたの……
その光景を見て私たちは
「ちょっとツバサ!!どうやったらそんなに懐かれるのよ!!」
「ツバサちゃんそれ大丈夫なの?」
「私よりみんなが懐いてる……」
アリサちゃんがツッコミ
私が心配し
すずかちゃんが少し落ち込んでいたの
その後ツバサちゃんが猫たちに『またね…』と言ってこっちに戻ってきたんだけど
椅子に座ったツバサちゃんの足元には
また何匹かの猫が集まっていたの……
ふと私はすずかちゃんの所に来た時は私の肩の上に乗っていたユーノ君がいないのに気づき
(ユーノ君どこ行ったんだろ?)
と思って周りを見てみると
さっきまでツバサちゃんの頭の上にいた猫がユーノ君を追いかけ回していたの
するとユーノ君が念話で
《なのはーたすけてー!!》
助けを求めてきたの
私が立ち上がってユーノ君を助けようと近づいた時
ちょうど部屋の扉が開いてファリンさんがお茶とお菓子を持ってきてくれたの
でもその足元をユーノ君と猫が走り回ってファリンさんは
倒れそうになったので慌ててファリンさんを支えたの
私がホッとして周りを見ると
すずかちゃんとツバサちゃんも一緒にファリンさんを支えていて
アリサちゃんがびっくりしたような顔をしていたの
その後アリサちゃんに何で驚いていたのか聞くと
ファリンさんが部屋に入って来た時
私はユーノ君を助けようと近くにいて
すずかちゃんはファリンさんが入ってきた時に
足元にユーノ君たちがいるから危ないと思い立ち上がって
こっちに近づいている所で
ツバサちゃんは椅子に座ってボーとしてたらしいの
でもファリンさんが倒れそうになった瞬間
椅子に座っていたはずのツバサちゃんがいつの間にかいなくなっていて
ファリンさんの方を見たら
私やすずかちゃんと同じようにファリンさんを支えいてたそうなの
私たちがツバサちゃんに『ツバサちゃん何したの!?』って聞いたら
ツバサちゃんは
「あれぐらい…普通……」(・・)b
と無表情でサムズアップを決めていたの…
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