第五章 StrikerS編
第百二十二話 『キャロの思い、そして任務終了』
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追撃の戦力を投入しますか? ドクター』
「いや、構わないよ。レリックもおしいが彼女達のデータが取れただけでも十分さ。ウーノ」
そしてシホ達の各映像が映され、
「実に興味深い人材が揃っているね。
特に生きて動いているプロジェクトFの残滓達を手に入れるチャンスだというのだからな。
そして戦闘には参加はしなかったが姿だけ現したサーヴァント・ランサーと名乗る青い髪の男。
まぁ、私が一番ほしいのは魔術という神秘を使うシホ・E・S・高町…なのだがな。
そしてさらに手に入れば強大な力になりうるだろう彼のお方を保有する彼女…実に欲しい」
そして男…ジェイル・スカリエッティは盛大に笑い声を上げるのだった。
だがそこにウーノが通信で、
『ドクター。またハッキングして映像を見ていた悪い子を発見しました』
「ほう…? その悪い黒猫の姿を映したまえ」
スカリエッティがそうウーノに指示を出し、するとそこに黒髪のショートカットの少女が映し出された。
『うっ…ドクター』
少女は少し怯んだ表情を見せる。
だがスカリエッティは特に気にせずに一言、
「また君かね。そんなに映像を見たいのならウーノと一緒に見ればよいではないかね?」
『…ウーノ姉様は一緒に見させてくれません。
ですから仕方がなくハッキングをさせてもらっています…』
「君のそのハッキング能力も、ウーノやクアットロに負けじの腕前だからね。
期待はしているが、おいたが過ぎるとあとがきついよ…?」
『すみません、ドクター…』
「うん。素直でよろしい。…それで今回の映像を見てなにか気になることはあったかね?」
『…はい。あの緑色の髪の男の子。彼を見た途端になにか胸の奥がズキリと痛みました。
なにか故障をしたわけでもないのですが、少し怖いです…』
「ふむ、胸がね…? さすがの私にも分からないことだね。後で皆にも相談してみるといいだろう」
『はい、ドクター…』
「君にはこれからも期待しているよ。頑張りたまえ、“トレディ”」
『了解しました、ドクター…』
感情の乏しそうな『トレディ』と呼ばれた少女はそれで通信を切る。
だがスカリエッティとの通信を切った後、トレディは心の中で、この胸の高鳴りはなんなのでしょうか…?と考え自問自答をし始め、
(あの男の子と直接会ってみれば、この胸の痛みの意味はわかるのでしょうか…?)
トレディはそのうち、レンと会いたいと思い始めていたのだった。
◆◇―――――――――◇◆
そして場面は戻り、機動六課に全員が帰ってきて、食堂に主要な人物たちが集まり、
「さぁ、今日の任務を無事成功させてきた隊長陣、フォワード陣は疲れているだろう。
ささやかながら私とキャスター
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