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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百二十二話  『キャロの思い、そして任務終了』
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なのはがそう言う。
そして現場ではランとレンが二人が落ちていく光景を目にして、

「キャロ!」
「エリオ君!」

二人して叫ぶ。
でも、キャロは冷静に思う。
私に優しくしてくれたエリオの事。
そして仲間のみんなの事を守りたいという強い思いを抱き気絶しているエリオの腕を掴み、

「いくよ、フリード。私、ちゃんと制御するから! 竜魂召喚!」

それによってフリードは巨大化し、二人を乗せて空へと羽ばたく。
そしてガジェットのところまで戻り、キャロがガジェットにフリードの火炎攻撃『ブラスト・レイ』を放つがここでもAMFに阻まれる。
しかし意識が回復したエリオが、

「キャロ、僕があいつをやるよ!」
「うん!」

そこに霊体化していたランサーが実体化してフリードの上に現れた。

「その意気だぜ、エリオ!」
「ランサーさん!」
「俺は戦闘に参加はできねーが、俺が教えた槍の取り柄を思い出せ、エリオ!」
「槍は突く事が最大の攻撃…!」
「その通りだ。分かったなら行って来い! しっかりと見ててやるからよ!」
「はい!」

そしてキャロのツインブーストの力によってエリオは高速でガジェットに突撃をかまし、

「貫けーーーーーッ!!」

エリオはガジェットを見事貫通し大穴を開けてやり爆発した。

「へっ…やりゃできるじゃねーか。若き騎士様よ」

フリードの上で戦闘を見守っていたランサーがそう呟く。
そこに通信が入ってきて、

『車両内、及び上空のガジェット反応、すべてロスト!』
『スターズF、無事レリックを確保!』

ミッションコンプリートの報告を聞き、全員は喜びの声を上げた。

『それじゃちょうどええからスターズ、セイバーズの六人とリインはヘリで回収してもらってそのまま中央のラボまでレリックの護送をお願い。
そしてライトニングは現場待機で現地の局員に事後処理の引継ぎ。よろしくな』

それで一応警戒態勢だがそれぞれ動き出す一同。
でもシホは、

(やけに簡単すぎないかしら…?)

そんな事を思い、はやてに個人で通信をいれ、

「はやて部隊長…」
『どうしたんや、シホ隊長?』
「今回の任務、少し簡単すぎないかしら…?
それはフォワード陣の初任務としては上々だけど、ガジェットが数は多いくせにあまりにも弱すぎた」
『そうやね。それが気がかりだと私もおもっとる』
「これからも警戒は続けた方がいいわね。
きっとガジェットを通して今回の戦闘映像は敵に見られていると思うから」
『そやね』



◆◇―――――――――◇◆



そしてやはりシホの予想通り、その光景を映像で見ていた一人の男がいた。

「ふふふ…なかなか面白い光景が撮れたな」

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