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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
模擬戦
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「適性検査?」

 聖が聞くとはやては「せや」といって続けた。

「実はな。聖君にはあるひとつの特殊な役職についてもらいたいんよ」

「じゃあそれを調べる検査だったのか」

 聖が返すとはやては頷き真剣な面持ちになる。

 それに気がついたのか聖を含めたその場にいた全員が気を引き締めた。

 そこではやてが口を開いた。

「聖君には遊撃手として働いてもらいたいんよ」

「遊撃手?」

「せや、自分で考え行動し戦況がきつい場所に行くってな感じな。まぁでもほとんどは私が指示を出すからそんな必要はないと思うけどな」

 そこまで言った所ではやてが「ただ」と区切った。

「ただなんだよ?」

「うん。もし現場でやむおえない場合は聖君の独断でやってもらってかまわんよ」

 その言葉に聖が驚く。
 
 確かに現場で好きに行動していいなどと言われれば隊に所属しているものなら誰でも驚く。

 部隊というのは縦社会だ。

 上官の命令は絶対。もし破れば処罰され最悪の場合脱隊もありうるだろう。

 驚いていた聖だがはやての顔を見ていった。

「……わかった。やむおえない場合は俺の独断でやらせてもらう。だけどそれ以外のときはお前に従うよはやて」

「そらとーぜんや!まぁというわけでよろしくな。コードネームはクラウド1や」

「クラウド1ね。了解したぜ部隊長殿」

 そこまで行くと先ほどまでの硬い空気はやわらかくなり皆の顔にも笑みが戻った。

 とそこではやてがにやりと笑った。

「まぁそんなことも決まったわけやし、この後は聖君の歓迎パーティでもやろか!」

 その言葉にその場にいた全員がずっこけそうになった。

 だがはやても負けじとみんなを説得し始めた。

 はやてがみんなを説得しているとき聖はなのはとフェイトに軽く耳打ちした。

「……もしかしなくてもはやてって思いついたら即行動タイプ?」

「そう……だね」「うん。かもしれない……」

 そう答える二人は苦笑いをしていた。

 結局はやてに言いくるめられその日の夜みんなでパーティを開くことになったらしい。

 

 その日の夜寮の食堂で散々騒ぎ倒した一行は0時をもって解散となった。

 そしていま聖となのはとフェイトは三人で寮の廊下を歩いていた。

「まったく。誰だよ酒持ち込んだの……」

「にゃはは……」「本当に疲れたね……」

 そうつぶやいた三人はげっそりしていた。

 なぜかというと誰かがパーティに酒を持ち込みそれをはやてが飲んでしまいはやてが暴走したというわけだ。

「これからははやてに酒は飲ませないようにしよう」

「「同感」」

 するとそこで聖が立ち止
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