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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
模擬戦
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見えた。

 シグナムがレヴァンティンを掲げ命じる。

「レヴァンティン!ロードカットリッジ」

 レヴァンティンの刃の根元、つばの部分から赤色をした弾丸が吐き出される。

 その姿を見ていた聖をシグナムが一瞥するとシグナムが消えた。

 否、消えたのではなくカートリッジによる魔力の瞬時増幅による高速移動だ。

 聖が身構た瞬間シグナムが聖の眼前に躍り出る。

「くっ!?」

 ……いくらカートリッジ使ってるからって移動早すぎだろ!?

 内心で聖は毒づくがそんなことをシグナムが分かってくれるはずもなく

「はっ!!」

 気合の声とともにレヴァンティンが振りぬかれる。

 聖も喰らってはならないと安綱を構えるがカートリッジで増幅されたシグナムの斬撃を受け止めらるはずもなく、聖は後ろに吹っ飛ばされた。

 吹っ飛ばされた聖は訓練場のビル群に激突した。

「いっつ〜……。やっぱりこっちもカートリッジ使わなきゃ無理か」

 一人ごちると握っていた安綱から怒号がとんだ。

「当たり前です!!何やってるんですか!打ち所が悪ければ大怪我ですよ!?」

「わーってるよ。だからそんな怒るなって」

 安綱の怒声に軽く返すと安綱もあきれたような声で言った。

「いいですか?相手は副隊長ですよ?それにカートリッジなしで勝とうなんて……聖様は馬鹿なんですか?死ぬんですか?」

「お前……たまに容赦ないよね」

 責められげんなりとする聖だったが「まぁいいや」というと聖は安綱を構える。

「安綱。ロードカートリッジ!」
 
「最初からやってくださいまったくもう」

 いまだに毒づきながらも安綱は黒のカートリッジを排出する。

 そして聖はシグナムに向き直る。

「安心したぞ白雲。この程度で終わられては張り合いがいがないからな」

「……はは。ちょっと油断してましたね。でも今度はそうはいかないっすよ!」

 聖は言うとビルの壁を蹴りシグナムに再接近する。

 その早さにシグナムも多少驚いたようであったが、シグナムは受け流すために構えを取ろうとしたがそこで聖がにやりと笑った。

 聖は安綱を振りぬきざまに先ほどのロードで纏わせていた魔力を一気に放出した。

「っ!?」

 シグナムはそれを間一髪ぎりぎりでかわす。

 通り過ぎた聖はシグナムに向き直り悔しそうに歯噛みした。

「くっそー。あたると思ったんだけど」

「だから相手を考えてください」

 安綱のツッコミに若干むくれながら聖はシグナムを再度見やる。

「フッ……。やはりお前はいい太刀筋をしている。もう少し見たいものだがそろそろ時間だ。次で最後にさせてもらう」

 聖がタイマー
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