第一幕その十五
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花婿。ええと」
話しながら彼の名前を思い出す。
「マゼットね。あの男の心を和らげて焼き餅を解きほぐそうとしましたが」
「私の思い通りだ。やはりわかっているではないか」
「皆に食べてもらって飲んでもらって」
レポレロはさらに話す。
「そうしてもらったのですが」
「それでどうなったのだ?」
「乱入ですよ。もう台風がね」
「今はそんな季節ではないが」
「人間の台風ですよ」
顔を顰めさせての今のレポレロの言葉だった。
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