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予言なんてクソクラエ
第十五章 予言の神秘
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ました。今から屋上にお連れいたします。少しお待ち下さい。」
そう言って、男が満を迎え、そこに佇む石井に向かってにやりと微笑んだ。
「石井さん漸く現れましたか、お待ちしておりました。すっかり偽者をつかまされてがっくりですよ。私は相沢、いや片桐と言います。さあ、そこから出てきて下さい。」
石井は仕方なくエレベーターから出た。その瞬間精悍な若者達が石井を襲った。石井は取り囲まれ袋叩きにあって悶絶した。石井が倒れたのを確認し、片桐が怒鳴った。
「お前達は駐車場と正門玄関を見張れ。サツの奴らを何としても阻止するんだ。我々は教祖さまと満さまを秘密の場所にお連れする。」
はっという男達の声が響いた。それを石井は遠くで聞いたような気がした。片桐が最後の指示を直属の三人の部下達に伝える。
「お前達三人は、この男を見張れ、決して逃がすんじゃないぞ。いいか、分かったか。もし、警察がこの階をかぎつけたら、指示通り教祖の部屋にある金庫のスイッチを押せ。全てが灰になる。そして逃げるんだ。」
はっという三人の声が響いた。




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