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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
番外編
番外編3:地上本部攻防戦
第3話
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速だけどどうしようか・・・」

フェイトの言葉になのはは少し目を閉じると,すぐに目を開けた。

「私はリインもいるからあまり接近戦はできないよ。だから,フェイトちゃんが
 前に出てくれる?私は後方から援護射撃する」

「了解!じゃあ,よろしくね!」

フェイトはそう言うと,ハーケンフォームのバルディッシュを構え,
接近するガジェットの群れに突っ込んでいく。

「リイン。はやてちゃんには連絡した?」

「はいです。はやてちゃんもギンガさんと合流してデバイスを受け取ってから
 こっちに来るそうです」
 
「判った。あと,敵の数は?増えてるよね」

「飛行型は50ぐらいまで増えました。地上は1型40,2型は20です」

「じゃあ,地上はライトニングの2人だけで支えるのはちょっとつらいね。
 空をサッサと片づけて援護に行かなきゃ。リイン!もっとも効果的な
 砲撃の方向は?」

なのはがそう聞くと,リインは敵の分布を確認する。

「南東方向に敵が密集した一団がいます。まずはそれを狙いましょう!」

「了解!」

なのははリインに向かって小さくそう言うと,リインの指定した方向に向かって
レイジングハートを構え砲撃を放つ。
ピンク色の光が密集した飛行型ガジェットの一団を貫く。

「御見事です・・・って,アンノウン?」

「どうしたの,リイン?」

なのはが聞くとリインは難しい顔をして答える。

「ガジェットがいる高度よりもかなり高いところを地上本部に向かって
 高速で飛行するものがいるんですけど,戦闘機人とも違うし・・・」

「映像は?」

「ちょっとまってくださいね・・・」

リインはそう言うと,すぐに映像を引き出した。
茶色っぽいコートのようなものを着た魔導師が高速で飛んでいるのが見えた。

「これって・・・。もっと拡大できない?」

「はい・・・これが限界です」

拡大された映像を見ると,なのはは慌ててフェイトに通信を送る。

「フェイトちゃん!ゼスト・グランガイツが地上本部に向かって高速で
 移動中!すぐに抑えて!」

なのはがそう叫ぶと,しばらくしてフェイトから通信が入る。

『ゼスト・グランガイツ!?どこ!?』

「リイン!バルディッシュにゼストの位置を送信して!」

「はいです!」

フェイトからの通信を受けてなのははリインに指示を出す。
リインは即座に反応して,手早くゼストの位置情報を送信する。

「今,リインにゼストの位置を送ってもらったから,すぐに行って!
 空のガジェットは私が落とすから」
 
『了解!気をつけてね,なのは』

「うん!フェイトちゃんも!」

フェイトがゼストの方に向かうのを見送る
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