第三章 悟道会
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への帰還」と空想する。私たちはそれぞれの一生という水滴の旅を終えて、やがては海に帰る。母なる海に抱かれてすべての他の水滴と溶けあい、やがて光と熱に包まれて蒸発し、空にのぼってゆく。そしてふたたび地上へ。』
美しいと思った。これほどみごとに生命の営みを表現した隠喩はない。しかし、『母なる海』とは何であろうか?単なる隠喩?いや、そうではない。まさにその『母なる海』が存在するのだ。
石井はその答えを持っている。無限の広がりをもった海の正体を知っている。死後の世界も、予言の秘密も、それが分かれば納得がいく。それを思い、少し救われる気持ちにななって、石井は歩み始めた。
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