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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第27箱 「今日中に突き止めてやるぞ!」
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はい。」

劉一はげんなりしながら返事をする…。

善吉は若干苦笑気味だった。











で、記念すべき最初の依頼は…。

今回は匿名じゃなかった。

「ふむ……どうやら今回はきちんと記名しておるようだ。」

そして、依頼者を生徒会室に呼んだ。


「あの… ごめんなさい。 本当は こんなこと下級生のあなた達に相談するようなことじゃないかもしれないんだけど… 剣道場のこととか友達から色々聞いて…」

申し訳なさそうに聞いてきているのは依頼人である。



☆☆有明先輩
    

 2年9組

部活  陸上部
血液型 AB型




とても恐縮しているけれど……。

よくよく考えたら、自分達より歳上だから そんなかしこまらなくてもいいし、

何より……。

「あはは… 問題ないよ!逆に、僕達なんかでいいのかな?って思ったりしちゃうくらいだよ?」

苦笑しながら劉一が答えた。


「///あっ…いえ… そんなっ……。」


頬を赤くしている有明先輩。

「…ん?どうしたの有明先輩?」

劉一が 不思議そうに見ていると…




“ドゴン!!”




めだかちゃんの拳骨炸裂!!


「あ……ぅ……い…痛いよ… なんでぇ……?」


劉一は、頭を抑えながらダウン!!哀れ劉一君… 苦笑


「さあ!遠慮はいらんぞ!! 構えるな!私は誰の相談でも受け付ける!」 偉っ

「う…うん……」

有明先輩は、一気に萎縮してしまったようだった。



(ぅぅ……めだかちゃんのぱんち……相変わらずすっごく痛いよぉ……。)

(なんで…こいつは上級生に敬語使わないんだろ?それに 劉一は大丈夫か?結構すげー音してたし)

(なんで…私…睨まれてるんだろう… ちょっと 彼がカッコいいなって思っただけなのに…後なんでこのコは制服の下にジャージ…?)



それぞれの思いを胸にしまい… 苦笑

まあ…とりあえず、話が進まないので…

めだかちゃんにちょっと怖がってたけど。


「ええっと… それで…相談はね、このことなんだけど…」


そう言って取り出したのは…

ボロボロのスパイクと、


【リクジょう部ヤめロ】と書かれた紙…


「これは…」
「酷いな…」



復活を果たした劉一とめだかちゃんが紙とシューズを見ながら呟いた。


「私、今度の大会で短距離走の代表に選ばれて……。 二年生で代表に選ばれるなんて滅多に無いことなんだから… 凄くうれしかったんだけど…」

顔を少し暗めながら…話す
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