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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十七話】
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ねぇ。『パートナー』だものねぇ〜」
何故か『パートナー』を強調した母さん、気になって視線を送ると笑顔で返された。
「じゃ、じゃあ遠慮なくお手伝いするね…?」
そう遠慮がちに言ったシャルル――と。
「こほん。――ひ、ヒルトさん?わたくしもお手伝い致しますわ」
――わざとらしい咳払いをすると、セシリアは少し視線を反らしながら言ってきた。
「ん?手伝いなら母さんとシャルルだけで構わないさ」
「なっ!?わ、わたくしの厚意を無下にするのですか!?」
何か気にさわったのか、セシリアは若干詰め寄る形で迫った。
心なしか密着してるのは気のせいではない……ドキドキするから勘弁してほしいのだが。
「そ、そうじゃねぇって…セシリアには親父と一緒にこの場に居てほしいんだよ」
「……お父様と…ですか?」
「あ、あぁ。親父に問題起こされでもしたら敵わないからな」
「おぃおぃヒルト、俺は何もしねぇって」
当然の抗議の様に言うが、顔は笑顔のままの親父。
「念のためだよ、前に問題起こしたやつが居るらしいからな」
あくまでも噂単位で真実はわからないが――。
「って訳でセシリア、親父を頼むぞ?セシリアだけが頼りなんだ」
「わたくしだけが…?――わかりました、ヒルトさん。このセシリア・オルコットに全てお任せくださいな」
何やら急にやる気を出したセシリア。
【セシリアだけが頼りなんだ】の部分辺りから瞳をキラキラさせていたのだからもしかすると褒められるのに弱いのだろうか…?
またはセシリアは俺が好きでしたー……は無いか。
「んじゃ、母さん、シャルル、行こうぜ?」
「えぇ、久々に村雲に触れるわねぇ♪」
両手を重ねて笑顔の母さん。
――この反応が受けるのか、いまだにナンパされるとか。
「うん、じゃあ行こっ?」
シャルルもそう言うと、席を立ち上がり、ISハンガーへと向かった――。
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