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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十七話】
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ってもよろしいかしら?」
【条件】という言葉に、俺の隣のシャルルもピクッと反応し、聞き耳をたてているようだった。
「――無理な条件じゃなければ何でも構わないぞ?」
言うや、軽く咳払いをするセシリア。
「――では次の試合、絶対に勝ってくださいな」
「……わかった、セシリア――やるからには勝つさ――」
そう言い、聞き耳をたてていたシャルルの肩を抱くと――。
「わあっ!?」
「俺とシャルルでな」
驚いたような表情になるシャルル、そして一気に頬が真っ赤に紅潮していた。
急に肩を抱かれたからだろう…だが今は【男同士】だ。
過剰な行為だが、時にはこのぐらいしないといけない――一夏みたいに、シャルルに毎回迫るような行為はしないが。
「――んじゃ、負けないためにもISハンガーに行って村雲の調整するかな」
「む?ヒルト、試合見ないのか?」
――と、さっきまで母さんと談笑していた親父が顔だけを此方に向け。
「あぁ、試合が気にならない訳じゃないぜ親父?未来の試合なんだしな――まあ組んでるパートナーが【ラウラ】ってのもあるから負け――」
「【ラウラ】?」
ラウラという名前に反応した親父に若干驚きつつも、俺は聞き返してみた――。
「親父、知ってるのか「ん?いやぁ、昔の知り合いでそんな名前の子が居たってだけで反応しただけだ、ハッハッハッ」
――そりゃそうだよな、名前が同じだと少し反応するのは誰しもあることだと思うし。
俺だってヒルトって名前のやつが他に居れば絶対反応するしな。
――と、ここでBピット口から本日の未来&ラウラペアの対戦相手ペアが射出され、アリーナへと降り立った。
二人の名前は知らないが、二人とも打鉄を身に纏っているが、打鉄のシールドが通常の物よりも大きいのが特徴だった――多分、打鉄用パッケージだろう。
そして、Aピットからはラウラ、続いて未来が射出――今回の未来は打鉄のようだ。
――その日に申請すればISを選べるのだが大半の生徒は初期に選んだISのままなのだが、未来は申請したようだな。
――と、俺の手に持っていた双眼鏡を親父は取ると、そのままアリーナ中心を双眼鏡で見――。
「おぉっ!?未来ちゃん成長したなぁ…小さい頃はこんな豆粒だったのに、スタイル良くなって…おじちゃん嬉しいぞっ!!」
「親父…自重しろよな。母さん怒るぞ?てかセクハラで未来に訴えられるぞ?」
「うふふ、このくらいの事なら怒らないわよぉ」
――と、笑顔の母さんだが、逆にそれが怖い。
「――かぁーっ、あの子は成長不足だなっ!胸がちっぱいで身長もミニマムじゃねえか
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