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レーヴァティン〜クロスクエスト〜
レーヴァティン
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らの地面叩き付けによる地割れor地震攻撃。どちらにせよかなり行動を封じられる。

 A左拳に劫火を宿してのパンチ

 Bレーヴァティンに劫火を纏わせて薙ぎ払う。モーションは@とほぼ同じだが、この攻撃の凶悪なところはその後炎の衝撃波が飛んでくることにある。さらには通常攻撃の際に剣に炎を纏わせてくることもあった。


 これに加えて、文字通り化け物の攻撃力および防御力。HP総数はボスモンスターの中ではさほど突出しているわけでもないが――――それでも十分多いが――――圧倒的な防御力補正のせいでいくら攻撃してもHPが一向に減らない。

 この状況で大いに役に立っているのがゲツガと、ハザードのレノン、そしてレンホウのクーだ。

 ゲツガのプレイヤー離れした攻撃力は、少しではあるが確実にスルトのHPを削いでいったし、レノンとクーは文字通りの人外の攻撃力と機動力でスルトを翻弄した。  

 
「よし!!残り一本だ!!」


 戦闘開始から二時間。ついにスルトのHPバーが最後の一本に突入した。すでにセモン達の精神はぼろぼろに擦り切れていた。


「くくく…フハハハハハハハハッ!!ここまでこの我を追い詰めるとはッ!!素晴らしい!!どれ、我も本気を出すとするか……」

 
 次の瞬間。

 スルトの纏っていた炎が、今までの真紅から、黒に変わった。

 同時にその鎧も赤から血よりもなお濃い、限りなく闇色に近いダーククリムゾンに。

「気をつけろ!!攻撃パターンが変わる!!」

 ゲイザーが叫ぶ。


「さぁ、余興は終わりだ。我が煉獄に抱かれて踊れ、いと小さき者たちよ」

 
 スルトのレーヴァティンが振り下ろされる。

 地面に叩き付けられて、地割れが起きる。

 そこまでは同じだった。

 そこまでは。


 出現した地割れの大きさが、けた違いだった。

「な!?」
「なんて大きさだ……」

 レノンを丸ごとの見込めるほどの大きさの地割れが出現した。

「きゃぁ!?」
「コハク!!」

 コハクが落ちかける。セモンが間一髪で手首をつかみ、引っ張り上げる。

「あ、ありがと……」
「気にすんな」

「二人とも!!後ろ――――――――――――――」


 レンホウが叫ぶ。

 見れば、スルトのレーヴァティンが振り下ろされるところだった。

「……!?」
「くっ……!!」

 
 レーヴァティンがセモン達に当たる直前。その剣の腹に、黒い弾丸が激突した。

 見れば、クーにまたがったレンホウとゲツガだ。

「むう!?」
「隙アリだよ、オジサン!!」

 レンホウのワイヤーがうなる。

 たちまちそれはスルトの体に絡まりつき、動
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