暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Aそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
[9/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んがアルフさんと合流して、アリサちゃんやユーノ君たちと戦い始めたのは判る。テスタメントちゃんの本気はきっと誰よりも強い。なんとなくだけど、それが判る。だからフェイトちゃんに勝って、アルフさん達に戦うことを止めてもらわないと。

「フェイトちゃん!」

放ったシューターを斬り裂きながら距離を詰めてこようとするフェイトちゃん。距離を取りつつ新しく魔力スフィア5基展開。

「シューット!」

すぐさま発射する。でもフェイトちゃんの飛ぶ速さは本当にすごくて、操作してもすぐに切り抜けられちゃうし斬り裂かれちゃう。だったら「レイジングハート!」動けないようにすればいいんだ。もう一度シューターを5基放って、フェイトちゃんの動きを出来るだけ抑える。その間に、「レストリクト・・・ロック!」私と“レイジングハート”が決めた一定の空間内に居る人や物を拘束する魔法、レストリクトロックを発動。

「しまった・・・!」

フェイトちゃんの両腕両足を拘束することに成功した。バインドから逃れようってもがいてるフェイトちゃんに「お話がしたいんだ!」語りかける。でも「話なんて、私には無い」って聞いてくれそうにない。だからと言って私はここで諦めない。

「私、フェイトちゃんと友達になりたいんだ!」

「え・・・?」

私の言葉に、もがくのをやめて呆けるフェイトちゃん。戸惑いが見えるその綺麗な紅い瞳をジッと見詰めて、私は想いを言葉にして続ける。

「アリサちゃんもすずかちゃんも、フェイトちゃんと友達になりたいって」

地上を見ると、アリサちゃん達全員がテスタメントちゃんの魔力の色、銀色のバインドで拘束されてた。けどそれだけ。その光景には驚いたけど、テスタメントちゃんはそれ以上アリサちゃん達に危害を加えようとはしないで私たちを見上げていた。
アルフさんもまたフェイトちゃんを見上げてるだけで、みんなに何もしようとしてない。たぶんテスタメントちゃんがお膳立てしてくれたんだ。私がフェイトちゃんに想いをぶつけることが出来るように。

「すぐにお返事が欲しいところだけど、たぶん今の状況じゃ難しいとも思ってる。だからこのジュエルシードの争奪戦が終わった後、私はもう一度言うよ。フェイトちゃん、アルフさん。そしてテスタメントちゃん。私たちと友達になってください!」

シーンと静まり返る。その静寂を真っ先に破ったのは「あなたの想い、聴かせてもらったよ、高町なのは」パチパチ拍手するテスタメントちゃんだった。そんなテスタメントちゃんは十字架の先端をフェイトちゃんに向けて「ほい」そう一言。たったそれだけで私のバインドが粉々に砕け散っちゃった。

「「っ!?」」

私も自由になったフェイトちゃんもそのあまりの呆気なさに呆けてしまう。テスタメントちゃんのすることはそ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ