暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic14-Aそれはもうジュエルシードの回収は大変で〜StrangE〜
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掲げて、フェイトちゃんの攻撃を受け止める。
「(アリサちゃんと練習しておいてよかった・・・!)うぐ・・・、でも・・・!」
アリサちゃんと練習で何度か打ち合った(レイジングハートは剣じゃなくて杖なのに・・・)けど、やっぱり本気で全力の一撃は重くて強い。何とか弾かれずに耐えているところに、フェイトちゃんがキックを繰り出してきたのが目に映った。でもどうすることも出来ずに「きゃああああ!」脇腹を蹴り飛ばされちゃった。視界がグルグル回って、どっちが上か下か、右か左かも判らなくなって、でも・・・。
「ファイア!!」
――フォトンランサー・マルチショット――
フェイトちゃんが攻撃を連射してくるのだけはしっかりと見ることが出来た。
≪Protection≫
“レイジングハート”が張ってくれたバリアが防いでくれる。攻撃を防いでいてくれている間に体勢を整えて、フェイトちゃんの居るところを見た時、そこにはもうフェイトちゃんは居なかった。そして今度こそ「もらった」背後から聞こえてきた、フェイトちゃんの声。
「はああッ!」
――アークセイバー――
私に向かってもう一度振るわれる魔力の刃。どうしてかスローで見える最悪の光景。ダメ。防御も回避も全部が間に合わない。今の私に出来ることは目を瞑って、すぐに襲ってくる痛みに耐えるために歯を食いしばることだけ。
「「そう上手くいかないのが
現実
(
リアル
)
!!」」
≪Buster Rush.ver,SELENE≫
「「え・・・!?」」
地上から放たれて来た砲撃がフェイトちゃんを呑み込んだ。というか「寒っ! 凍ってる!?」私のスカートの裾が凍りついてるのが判る。そしてフェイトちゃんもまたマントが凍りついていて、ガシャァンと音を立てて崩れた。
「氷結効果の魔力砲撃・・・!」
フェイトちゃんは驚きでいっぱいの目で、地上に居るセレネちゃんとエオスちゃんを見た。私も2人を見る。2人は仲良く手を繋いでいて、握っている手をこっちに向かって伸ばしてた。繋がれてる2人の手の前にクリーム色の魔法陣が展開されて、
「「いっっけぇぇーーッ!」」
≪Buster Rush.ver,EOS≫
今度は炎の砲撃が放たれてきた。フェイトちゃんは「っく・・・」そう呻いて回避。卑怯だって言われてもいいから、今はフェイトちゃんに勝たせてもらうよ。私の周囲に5基の魔力スフィアを展開。そこに『負けちゃダメだよ!』セレネちゃんから応援の念話、それと『テスタメントが強いんだよ!』エオスちゃんからは弱音の念話が。
「『ごめんね、もうちょっとだけ待ってて!』・・・シューット!」
――ディバインシューター――
もうジッと見ていられないからよく判らないけど、テスタメントちゃ
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