暁 ~小説投稿サイト~
魔道戦記リリカルなのはANSUR~Last codE~
Epic14-Aそれはもうジュエルシードの回収は大変で~StrangE~
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アリサちゃん! 私たちがマムシを捕縛したら・・・!」

「うんっ!」「ええっ!」

すずかちゃん達がマムシを捕まえて身動きを封じた瞬間、私とアリサちゃんで仕留める。そして一瞬地鳴りが止んだ直後、ドォン!と土煙を発生させて突き出て来たマムシに、

「スノーホワイト!」

≪参りますわ!≫

「「補助機能端末(アストライオス)が無くたって。・・・近距離機能端末(ペルセース)!」」

「はあっ!」

――チェーンサークル――

ユーノ君、すずかちゃん、セレネちゃんとエオスちゃんの前面に展開された魔法陣から3本ずつ、計9本のチェーンバインドが伸びてマムシを捕縛した。動きを止めた今こそチャンス。

「ディバイィィ・・・ン」

「フレイム・・・」

「バスタァァァーーーーッッ!」「ウィップ!!」

茜色の魔法陣の上に立つアリサちゃんと頷き合って、ディバインバスターとフレイムウィップの同時挟撃。チェーンバインドから逃れようともがいていたマムシに直撃して、大爆発を起こした。頭の方を覆い隠す煙。完全に直撃だったから、よほどの防御力がないと耐えられないはず。
でも体から力が抜ける気配がない。それどころか「何か来る・・・!」アリサちゃんが魔法陣から飛び降りた。それと同時、煙の中からなんか液体っぽいのが飛んできて、アリサちゃんが立っていた所を通り過ぎて行った。

「っく・・・!」

≪Round Shield≫

そんな私の所にも飛んできた液体。“レイジングハート”が咄嗟にラウンドシールドを展開してくれたおかげで直撃はしなかった。けど、「うぇ? バリアジャケットが溶けた!?」ジュージューいいながらスカートの裾に穴が開いていた。

『みんな! この液体、バリアジャケットを溶かすから気を付けて!』

連射されて来る毒液。皮膚に触れた場合のことは考えたくない。みんなからの返事を確認し終えたその時、『例の魔導師2人と使い魔が来るぞ!』クロノ君から通信が入った。

「火は命の光にして死の影。十方世界を悉く照らしては焼き滅ぼす。生ける者よ、一天四海を燈す希望の光り火を見よ。死せる者よ、冥土幽界を焼く絶望の禍つ火を見よ」

その直後、テスタメントちゃんの声で、一発で何かの呪文だと判るフレーズが周りから反響して聞こえてきた。暴走気味だったマムシがまるでテスタメントちゃんに怯えたかのように地面に潜ろうとした。でもまだチェーンバインドで捕縛されたままだから、逃げることが出来ない。

「さぁ、ミディアムレアで丸焼きの時間だ!」

――煉獄之火宴――

それは一瞬の出来事だった。地面から炎の竜巻が噴き上がって、マムシを呑み込んだ。炎の竜巻が起こってた時間は3秒くらい。けどそれで十分だっていうのが、マムシの様子から
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