暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
虚空爆破
Trick10_“スピネル”という別の宝石です
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線の先はとあるパジャマが飾られていた。
サイズ的には中学生の御坂が着ても問題ないが、デザインは小学生が好みそうな感じの
ピンクを中心としたものだった。

(かわいい・・)

御坂はそんなことを考えていると

「アハハ! 見てよ初春このパジャマ!!
 こんな子供っぽいの今時着る人いないよね!」

「小学生の時くらいまではこういうの着てましたけどさすがに今は・・」

「そ、そうよね! 中学生になってこれはないわよね! うん、ないない!」

御坂は慌てるように2人の意見に合わせた。声は若干裏返っている。

声が少し変だったのに違和感を感じたようで「ん?」と佐天と初春が行ったが、
気のせいだと片づけたようで、

「あ! 私、水着の方見てきます」

「水着でしたらすぐそこに」

といって2人は子供っぽいパジャマから離れた。


(チャンス! 一瞬合わせてみよ!)

御坂は2人に気付かれないように急いで服を掴んで鏡の前に立った。

「それ!」

鏡には御坂が見たかったパジャマを合わせた自分が写り、

そして

「何やってんだビリビリ」

鏡には先日戦った上条も写っていた。

さらには

「その子供の時から同世代よりも幼いグッズが好きなのは知ってましたけど
 中学生になっても変わってないみたいですね」

信乃も写っていた。

「え、な、は、何であんたがここにいんのよ!? 信乃にーちゃんまで!!」

「いちゃいけないのかよ。てかビリビリに兄弟いたんだな」

「私は親戚みたいなもので御坂さんの兄ではありませんよ、上条さん」

「え、会ったことあったっけ?」

「会ったことはないですね。でも、先日御坂さんと河原で遊んでいるときに
 大声で『上条さん死んじゃいますよ!!』って言ってましたから名前は知ってます」

「ってあれを見ていたのかよ! てかビリビリの親戚なら止めろよ!
 本気で死ぬかと思ったんだぞ!!」

「面白かったのでつい。それに“右手の無効化”があれば問題なかったみたいですし」

「!? お前知ってんのか!?」

「だから見ていたっ言ったでしょう? 簡単なことですから予想がつきますよ。

 まあ、あくまで予想でしたけどその反応でしたら予想は当たりみたいですね」

「あんたたち私を放っといて勝手に話しないでよ!」

御坂が怒って話に入ってきた。額からは電気が少し出ている。

今にも飛び掛かりそうな雰囲気だったが

「おにーちゃーん」

そこに女の子が上条に向かって歩きてきた。

「このおようふく、あれ? トキワダイのおねーちゃんだ」

「昨日のかばんの子?」

「御坂さん、上条さんの妹さんと知り合いですか
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