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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#7 助けられた命
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える力のことだけですが、ね。この力のおかげで、サラを助ける事が出来たんですよ」
アルは、そう説明をした。……頭に「声」が聞こえたことは説明を省くのは、上手く説明する自信がなかったからだ。
「なので、自分の事は大丈夫です。怪我人の治療を手伝います! 背中と腕に関しては……ちょっと忘れちゃってたんですね」
あはは、と苦笑いをしながら、レイにそう言い運ばれてきている怪我人の治療に当たった。その姿を見て、無理をしている様には見えない。背中の部分は自分の手が届かないから、集中して治療を出来ない様だったが、大丈夫だった。
「ふふふ…… あなたが来てくれて本当に良かったわ……。アルは、私達にとっての……」
少し驚いた表情をしていたが直ぐに穏やかな顔になり、小さな声で……呟いた。
「え? 何か言いました??」
治療に当たりながらレイの方を見た。レイは、笑顔を向けると。
「いーえ! ただ、アルにありがとう、って言っただけよ」
レイは笑顔を作り、アルと共に他の怪我人の治療に当たった。治癒術を使う事が出来る者は、この町にはおらず、医療物資だけで、何とか凌いでいた。
だから、アルのおかげもあって、怪我人達の治療は迅速に行う事ができた。
だから、集会場は、苦痛に震える者達は減り、笑顔が増えていったのだった。
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