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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#7 助けられた命
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 坑道の入り口より少し離れた場所で、怪我人を運んでいるガーランドを見つけた。

「あ…… おお!! アル! サラ! 良かった、無事だったか! ……心配したぞ!!」

 ガーランドはそのアルの声に気づき すぐさま駆け寄った。寝ているサラにお構いなく2人を抱きしめた。

「うぅぅん……むぎゅ……」

 サラは苦しそうな声を上げたが、その表情はとても穏やかだった。

 一頻り、抱擁を受けた後、アルがこれまでの事を説明した。あの場所でモンスター達に襲われたと言う事、そして何とか脱出する事が出来たと言う事。

「はい、ガーランドさんも無事で良かったです。 ……モンスターに襲われた時は皆がどうなっているかと、とても心配でした……」
「……お前達も襲われたのか。それでよく無事だった…… サラの事も…… 本当にありがとうな」

 終わった抱擁は終わってなくて、更に抱きしめる力が強まった。だけど、それは本当に心地よい。サラにとっても、自分にとっても。……親の温もりと言うモノを知れた気がした。……忘れている感情の1つを。

「ははは……オレも良かったです。サラの事も、本当に。……さあ、まずはサラを安全な場所へ連れて行きましょう。疲れて眠っちゃいましたが、ちゃんと温かい場所で眠らせたい」
「おおっと、そうだったな!」

 そう言うとガーランドはアルとサラを開放した。

「さてさて、ハグは後でゆっくりとするとしよう。こっちだ、アクゼリュス集会所が、避難所になっていて、そこで、レイが怪我した町の皆を手当てしている」

 そういうと、ガーランド、アル、サラの3人は集会場へ向かった。



 集会所では、人で溢れていた。レイだけでなく、他の人達も怪我人の手当をしていた。忙しなく治療に当たっていた時だ。入口が開いて……そして、確かに見た。
 今、行方が判らなくなっていて、治療中も気が気じゃなかった。……ずっと、不安で、心配だった人達がいたのだ。子供が。

「サラ!!!」

 ガーランドにおぶられている、サラを見たレイは、涙を流しながら駆けつけた。

「サラ!!ぶっ 無事なの!!!」
「ああ!アルが連れ帰ってきてくれたよ。……本当によかったよ」

 ガーランドはアルの方を見た。

「アルも、無事で……よかった。それに、ありがとう。本当にありがとう。アル……」

 レイは安堵からか、涙を流しながらアルに礼を言っていた。

「いえ…良いんです……。サラを、任されたんですから。……オレも、良かったです。 皆が、皆が無事で……」

 アルもまた目に涙を溜めた。怪我人もいる様だが、大事は無さそうだった。皆が傷に痛みながらも、笑顔を見せてくれていたのだから。

 その時だ。

 アルは、本当に身体から
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