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ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
Reincarnation
強さとは?
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イカーズの野望を阻止するためにこの世界に来たんじゃないの?なのに私は・・・)」
『気が付いたようですね・・・』
不意に声がして聞こえた方向を見てみると、白いロングスカートを着たようなエスパータイプのサーナイトがこちらを見ていたのだが、何と無く普通のサーナイトとは少し容姿が違うとアーシアはそんな気がした。
「え・・・あなたは・・・?」
『私は この世界にあなたを送り込んだ者。いえ、助けてもらう為にあなたを含めあなた達の 行動力、精神力、そして仲間を思う気持ち が高い子達を私と今、病院で治療中のピカチュウ ライト と共にこのことを』
「ライトってあの巨大雷の被害者のですか?」
『そうです。ライトさんはこの世界に導くいわば 架け橋 を作った人です』
「え?架け橋を・・・作った?・・・」
『そうです。ライトさんが居なければこの世界に貴方達を導くことも出来ませんでした。そして助けてもらう事も・・・』
少しの沈黙が流れ・・・また話し出した。が、それは少し衝撃的だった。
『・・・貴方、技が使えないって思っていますね?しかもそのせいで仲間に迷惑を掛けていると』
「え!?何故それを!?」
そう、心を読まれた?事だった。
ばれた事に少しほほを赤くしてあせっているのを見てサーナイトは少し笑いながら・・・
『ふふ、驚いていますね?理由を話したいですが無駄話はこれまでです』
笑っていた顔が一気に真剣になった。最後の言葉でアーシアも。
「・・・どういうことですか?」
『貴方の仲間が危険です』
「え!?二人がですか!!?・・・でも私は何も力は・・・」
『いいえ、そんなことはありません。信じればきっと報われますが、それは 諦めない心、信じる心と仲間への思いです。それが強ければ強いほど大きな力になり、自分の隠された力が解放されるのです』
「・・・自分を信じる心と仲間への思い・・・確かに私はこの世界に来てから今ひとつ信じる事が出来なかった・・・・・」
その言葉を聞いて考え出すアーシア。しばらく考えるとまた声がして、
『さぁ行きなさい。自分を信じて』
最後の一言の時に手を振り下ろした直後にアーシアは身体から力が溢れ出たような気がした。そしてまた少しすると、前のように視界が狭まりサーナイトの姿が見えなくなり始め、そして意識が切れる直前に あなたならやり遂げられる と聞こえて視界は完全に闇に閉ざされた・・・

〜〜〜〜〜☆〜〜〜〜〜

閉じていた目をゆっくりと開ける。ぼやけていた視野がだんだんと鮮明になりしっかりと見えるようになると視線の先に居たのは壁を背にして戦っているレイエルとモルクの姿が見え、アーシアは直ぐに起き上がってから地面を思いっきり蹴り出し二人の下へ。そして敵の壁をジャンプで飛び越えて二人の前に着地した。

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