第2章 硝子の人形編
第25話 行方不明の人々
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ライトと申します。こちらは妻のリズ・ライトです。」
リ「どうも。」
笑顔が素敵な老夫婦だな〜。
エ「早速ですが、依頼の内容を詳しく話していただけませんか?」
エルザ、単刀直入すぎるよ・・・
ラ「1週間前の事です。この村の西側にある、コノハ滝という滝の近くに、小さな魔道士ギルドが建てられたのです。確か・・・硝子の人形というギルドでしたかな?」
リョ「硝子の人形?聞いた事もねェな。」
ラ「この村にはたくさんの魔道士達が住んでいますたが、村には魔道士ギルドはなく、他の街や村からも遠く離れていたのでギルドが出来た事には歓声を上げるほどでした。そして、次から次へとギルドに入りに行きました。」
ここまでは普通だけど・・・
ラ「それから、あのギルドに入った者の顔を一度も見てないのです。」
ル「え?」
ウェ「いったい、何人の方がそのギルドに入りに行ったんですか?」
ラ「村の住人の半分以上は入りに行きましたから・・・」
リ「だいたい、約400人です。」
この村の住人の数は約500人。ほとんどの人がそのギルドに入った事になる。
マ「その、硝子の人形っていうギルドに加入した約400人の顔を、残りの約100人の人誰一人、ギルドに入った人の顔を見ていないって事だよね?」
リョ「妙だな。」
マヤがこてっと首を傾げながら鸚鵡返しで問い、顎に手を置いたリョウが神妙に呟いた。
ラ「私達は捜索したりしましたが、何1つ手掛かりを掴む事は出来ませんでした。村長である私は、いろいろな魔道士ギルドに依頼を出しました。村中の金を集めて。これまでに3件の魔道士ギルドから来て下さりましたが、戻って来た者は誰1人としていません・・・」
村長の言葉を聞いた私達の空気が重くなった。
私達、とんでもない依頼を引き受けちゃったみたい・・・
ナ「やってよんよ、その依頼。」
ラ&リ「え・・・?」
ナ「硝子・・・何ちゃらっていうギルド、何か強そうじゃんかっ!」
ハ「あいっ!因みにナツ、硝子の人形だよ。」
ショ「それに、行方不明の人々も無事かどうか分からないからね。」
ウェ「怖いですけど、たくさんの人達が危険な目に遭ってるかもしれませんしね。」
シャ「そうね。」
エ「安心して下さい。私達は必ず戻ってきます。村の人達を連れて。」
やっぱり、エルザが最後を締めると、気合が入るねっ!
ラ「何と心強い方達だ・・・ありがとうございます!」
リ「ありがとうございます!」
グ「い、いや、頭を下げられても困るんだけど・・・」
ト「まだ、依頼も制覇し
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