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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十六話】
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―と、試合前の宇崎に戻っていた。


「宇崎、戻ったのか?」

「うん、私って銃を持つとあんな感じになっちゃうんだよぉ。ごめんねぇ」

「いや、謝る必要は無いさ――悪いがシールドエネルギー削るぞ?」

「おー、優しくしてねぇ…?」


潤んだ瞳が、俺を見つめてくるが――削らなければならないのでまた生身の――むき出しの太股を狙って軽く刃を当てると同時に、シールドエネルギーが0に――。


『試合終了!勝者は有坂緋琉人&シャルル・デュノアペアです!』



アナウンスがアリーナ中に鳴り響くや、巻き上がる歓声――。

よくわからないが、試合は盛り上がったのだろうか?

――戦うのが嫌いだから、少し微妙な感じがしないでもないがな。


――と、栗原と宇崎が。


「有坂、第三試合頑張れよな?俺、応援するから」

「私も応援する〜、私たちの屍を乗り越えてけー」


――等、笑顔で応えた栗原と宇崎に対して、俺は――。


「任せな、それに次だけは負ける気何て無いさ、俺はな」

「僕も、ヒルトと一緒なら負けないよ」


――と、いつの間にか俺の左後ろに居たシャルル。

こうして、二回戦Aブロック第一試合も、俺とシャルルが勝ち、第三試合へと駒を進めた――。
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