第五章 StrikerS編
第百二十話 『シホのシュートイベイション』
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わよ?」
威力を弱めていると思うけどこの追尾性能…やっかいね。
《スバル!》
《うん!》
思念通話でスバルに合図を出す。
そしてスバルが魔力の矢を何度も避けてシホさんに一撃を当てに突っ込む。
でも、伊達に長い間あいつとコンビ組んできていないのよ!
シホさんが放った矢はスバルを貫通するがそれはあたしのフェイクシルエット!
本命は、頭上!
スバルのウイングロードがシホさんに迫る。
そして姿を現したスバルがリボルバーナックルを当てに行くがシホさんはその場をなにかの移動術で避けた。
ソニックムーブ…?
いや、魔力の気配はしなかった。
「ティアさん!
今のはシホさんの瞬動術という魔力を使わない純粋な歩法です!」
「魔力無しであんなに動けるの!? あの人!?」
「そんな話をしている隙を、ついちゃうわよ…?」
「ヤバッ!?」
シホさんがあたしに向けて弓を構えてくる。
「ティア! やらせない! ウオォォォォォーーー!!」
そこにすぐにスバルが反転してシホさんに殴りかかった。
今度こそシホさんの動きを捉えた。
でもシホさんはバリアを展開してそれを危なげもなく片手で防ぎ切り、反対の手で、
「反撃よ!」
なにか独特の手の構えをしてスバルに反撃した。
それは後にシホさんの特別武術訓練で浸透勁という術の構えだと知る。
だけど、まだ分からないスバルはシホさんのその手の構えを本能的に危険だと判断したのか、それをなんとか避けきり距離を取る。
だが、ウイングロードの上に飛び降りた途端にローラーが変な音をしだし、それでスバルは足を踏み外している。
デバイスの不調!?
「うん。いい判断ね。でも、そんな姿を見せたら危ないわよ? 赤原を往け、緋の猟犬!」
《Hrunting.》
また違う種類のなんかゴツゴツとした魔力矢を放ち、それはどこまでもスバルを追尾していく。
スバルはいろんな方向に逃げていくがそれを追っていく。
あの矢も追尾性能! しかもさっきのより精度がいい!
これが魔弾の射手と呼ばれる人の弓の実力!
「スバル! 今援護するわよ!」
あたしが魔力弾を放とうとするが、
ボスッ!
「不発!? ああ、もうこんな時に!」
あたしは焦りながらも玉を詰め替えて再度魔力弾を放つ。
それでなんとかあの追尾の矢は撃墜したけどそれでもシホさんは余裕を崩さない。
いや、あの人に余裕とか慢心なんてものはないだろう。
常に本気でやっているのはこの一ヶ月で十分身に沁みているから。
「いくよ! ストラーダ!」
「エリオ君、頑張って!」
そこにライトニングのエリオ・キャロのコンビが、キャロがデバイスをブーストさせてエリオがチビ竜の炎とあたしの魔力弾を避けているシホ
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