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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百二十話    『シホのシュートイベイション』
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ちゃん!」
「よろしくね」

シホさんがそう言って笑みを浮かべながらやってきた。

「で、でも…シホさんは古代ベルカ式でこういった細かな訓練は向いていないんじゃ…?」

ランがそう言う。
そうなのよ。
この人、古代ベルカ式の使い手でかなりの上級者なのだ。
実力は八神部隊長と同じでSSランクという強者。
あたし達で敵うかどうか。

「大丈夫よ。これでも私はトリニティーデバイスの使い手よ?
ミッド魔法もそこそこ使えるわよ」
「というわけ。だから私は見学しているね」

なのはさんは制服に戻った。
本当にシホさんがやるみたいだ。
シホさんはその赤い朱銀髪の姿をさらにバリアジャケットで真っ赤にしてデバイスを弓形態にして構える。

「…私の攻撃を五分間、被弾無しで回避しきるか私に一撃を与えればクリアといった簡単なものよ」

簡単なのかしら…?
あたしにはとても難しそうとしか感想が持てない。

「誰か一人でも被弾したらやり直しだからねー? 頑張ってねー!」

なのはさんがそう言ってくるけど今は集中したい。
みんなに、

「このボロボロ状態でシホさんの攻撃を5分間避けきる自身はある?」
「ない!」
「僕もありません!」
「一撃を当てたほうがいいと思います!」
「私もないかなー…シホさん、きついし…」
「う、うん…怖いほどだよね」

スバル、エリオ、キャロ、ラン、レンの順にそう言葉を返してくる。
っていうか、ランとレンは日頃どんな魔術訓練を追加でやっているのかしら…?
レンは怯えようが半端じゃないわね。
それでも男か!って内心で思ってしまう。
少し女顔だしね。

「ふぅ…それじゃ絶対に一撃入れるわよ! あたし達が乗り切るのはそれしかないから!」

それであたしは一息ついた後、全員に発破をかける。

「はい、わかりました!」
「頑張ります!」
「やるぞー!」
「よし。レン、気合を入れるよ!」
「うん! ラン姉さん!」

エリオ、キャロ、スバル、ラン、レンの順に気合を入れている。
みんないい具合にやる気を出しているわね!
こちらの準備が出来たのを確認できたのかシホさんが、

「それじゃ準備はいいかしら? それじゃスタート!」

そう始まりの宣言をする。
そして始まった瞬間、シホさんは弓を構えて、

「ナインライブズ!」

ナインライブズという魔力矢が放たれた瞬間、魔力矢は一斉に九つに分かれてあたし達に殺到してくる。
それで避けたはいいが一個か二個かがあたしに追尾してくる。
九本がそれぞれ全員に分散して向かって行っている!?
それも誘導弾ならともかく矢が追尾してくる!?
そんな馬鹿げた攻撃があり!?

「ほらほら。じっとしていると当たっちゃう
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