第1章 月の涙編
第22話 星空の最終決戦
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
ナ「どこだァーーー!ここかァーーー!」
ドガガガァァァン!とすさまじい音を立てながらナツは次々と壁を蹴破っていく。
ナ「・・・いない。次ィィイ!」
・・・ナツって、扉っていうものを知らないのかな?月の涙のギルドの壁は穴だらけ。
ナ「おい、マヤ、お前もちゃんと捜せよ。」
ハ「そうだそうだーっ!」
いや、だってね・・・これ見たら捜す気無くすよォ!?
ナ「ったく、どこに隠れてどわぁ〜!?」
マ「えっ!ちょっとナキャーーー!」
なんとなんとなんとっ!いきなり床に穴があいて、私とナツはその穴に真っ逆さまに落ちちゃったァ!運良く羽で飛んでいたハッピーは、
ハ「ナツゥ〜!マヤァ〜!」
穴には落ちなかった。私とナツはそのまま真っ暗な穴へ吸い込まれるように落ちていった。
************************************************************************************************************
ズドォォオオン!と凄まじい音を立てながら砂煙を巻き上げる。
ナ&マ「いってぇ〜・・・!」
落ちたところは硬い床。お尻がズギズギするよ〜・・・!
ナ「いててて。マヤ、大丈夫か?」
マ「う、うん。なんと・・か。」
私はナツの手を握って立ち上がる。
ナ「つーか、ここどこだ?」
辺りは真っ暗で何にも見えない。
シャ「お待ちしてました。ナツ・ドラグニル、マヤ・ララルド。」
ナ「!この声・・・!」
すると辺りが明るくなった・・・と思いきや、
ナ&マ「う、宇宙!?」
なんで星が浮いてるの〜!?でも、すっごいきれい・・・
シャ「ここは私の地下室。朝でも昼でも満天の星が見る事が出来るのですよ。」
いつの間に現れたのか、シャインがうっとりとした目で語る。手には透明な瓶を持っている。中に液体みたいのが入ってるけど・・・何アレ?まぁいっか。
シャ「まさか、月の涙の魔道士が全員倒れてしまうなんて・・・思ってもみませんでした。」
ナ「アイツ等勝ったのかっ!」
マ「ヤッタ〜♪」
じゃあ後は、私とナツがシャインを倒せば依頼完了って事だね。責任重大じゃんっ!
シャ「さて、本当に私に勝つ事が出来るでしょうか?あなた達に?」
するとシャインは手に持っていた透明の瓶のコルク栓を開けた。そして、中に入っていた液体を手の平に1滴落とす。すると、シャインの体が虹色に光りだしたっ!
ナ「何だそれ?食いもんか?」
マ「何でそうなるのォ!?」
シャ「これは“月の涙”です。」
ナ&マ「“月の涙”
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ