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問題児たちが異世界から来るそうですよ?〜MEMORY〜
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そこまで世話を焼く必要はないと感じ、そして店員は穏やかなしかし、寂しげな表情をした白夜叉を見てしまったので、それ以上追求することを止めた。
「さてと仕事に戻るかの」
「はい」
二人はロストが見えなくなると店の中に戻って行った。
「ようこそ、ノーネームへ!」
女性店員から貰った地図に印してあった場所に行くと入口に黒ウサギが立っていた。
「遅くなってごめん。ちょっと道に迷って」
「いえいえ、こちらこそ案内もしないで地図だけで来てもらって申し訳ありません」
本当に申し訳なさそうに頭を下げる黒ウサギ。しかし、ロストが道に迷ったのは自分の興味を優先させ、黒ウサギの書いた地図の範囲外に出てしまったからなのだが。
「そういえば、何か良い匂いがするね?」
ロストはくんくんと鼻を鳴らし辺りの匂いを嗅いでいく。それは段々と黒ウサギに近づき・・・・・・
「黒ウサギから良い匂いがする。何で?今までとは違う匂いだ。興味深い」
「それはお風呂に入ったからですよ。でもロストさんあまり男性が女性の匂いを無遠慮に嗅ぐのは良くないですよ」
黒ウサギはロストを思いっ切り怒りたかったが記憶喪失の彼は子供の様なものだと自分を制す。
近づき過ぎたロストを遠ざけ、ノーネーム本拠地の館に向かう。
「あ、そうだ黒ウサギ。僕、明日ギフトゲームに挑戦して来るから」
「そうなんですか。私は案内出来ませんけど頑張って下さい」
黒ウサギはわかっていないがロストが挑戦しようとしているギフトゲームは、今いる七桁の階層ではかなり難易度が高いゲームである。
それを知らない黒ウサギは簡単なギフトゲームを興味本位で挑戦しようとしていると思っていた。
黒ウサギの了承を得てロストは明日ギフトゲームに挑戦する。
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