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問題児たちが異世界から来るそうですよ?〜MEMORY〜
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出す記憶(ドローメモリー)”は造られたギフトらしいからの上層に行けば使用者や製作者について解るかもしれんの」
「なるほど、じゃあ上層に行かないといけないね」
「上層に行くのは簡単ではないぞ。特に“取り出す記憶(ドローメモリー)”は魂に造られるギフトそのレベルのギフトを造り出せる者は生半可では辿り着けんぞ。おそらく個人レベルでは無理だのう、コミュニティクラスで力を付けていかねば」
白夜叉の言葉にロストは考え込んで黙りこむ。
しばらくして何か思い付いたように顔を上げる。
「ねえ、白夜叉さん」
「何だ?」
「此処より上の層のコミュニティでたとえ下層のコミュニティでもギフトゲームを挑戦出来るコミュニティって有る?」
「有るには有るが、それがどうかしたか?」
「いいから教えて!」
「おんしの実力がわからん以上そのギフトゲームをクリアできるか不明だがおんしの望むコミュニティならあるぞ。サウザンドアイズの傘下にもの」
「何てコミュニティ?」
「・・・・・・というコミュニティなのだが。条件をクリアすればギフトゲームを挑む事出来る。条件はあるギフトゲームをクリアして二つの挑戦権の証を手に入れればよい」
パン!と白夜叉が手を叩くと一枚の紙が現れる。印の付いた地図だった。
「此処に行けばそのギフトゲームに挑戦出来るぞ」
「地図で見るとそこまで遠くない場所なんだね」
「そのくらい私は心得ておるわい。だいたいおんしは・・・・・・」
「オーナー。そろそろ・・・・・・」
「わかった。では話はこれで終わりだ。おんしの未来に幸あらんことを。黒ウサギ達によろしくの」
「うん。ありがとう白夜叉さん」
「“箱庭の貴族”よりこれを預かっております」
渡されたのは先程白夜叉に貰った物と同じ地図。違うのは印の付いた位置、おそらくこれがノーネームの本拠地がある場所だろう。
「じゃあね、また会おうね白夜叉さん。店員さんもありがとうございました」
「うむ。また会おう」
「・・・・・・」
ロストは二人に別れを告げる(女性店員はノーネームであるロストに良い印象を持っていないので無言だったが)。
地図を片手にロストはノーネーム本拠地に向かう
それを見送る白夜叉は・・・・・・
「面白い童達だったの」
(特にあの十六夜とか言う小僧。素手で神格を倒す力そして・・・・・・いや、これ以上考えるのは辞めておこう)
「オーナー。彼に本当の事を教えなくてよかったのですか?」
「ロストの事か?」
女性店員はコクリと頷く。
「ロストの事は時が来るまで教えぬ。そうロストの親と約束したからの」
女性店員自身がノーネームに
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