第四十一話〜再会と新しき出会い〜
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さ〜〜ん!」
疑問の言葉を口にする前に、特徴的な間延びするような声を上げながらリィンフォースがライに近づいてきていた。
「無事でよかったですぅ。頼まれていたものを届けようと貴方を探している時に、地下に取り残されたと聞いていたので心配してたですぅ」
リィンフォースの言葉通り、彼女はライにカートリッジのマガシンを届け用としていた。これは地下に入る前にライが彼女に依頼していたことであった。
その為、彼女がここに現れたのは偶然ではなくライを探しての必然であった。結果的にそれは功を奏し、街を守るという結果につながっていた。
「マガジンを!」
「え?」
「早く!」
「は、はいですぅ!」
ライは彼女の言葉を聞くやいなや、リィンフォースに向け手を出しマガジンを催促する。
マガジンを受け取ったライは即座に、パラディンに装填されている空のマガジンと交換し魔法を発動させる。
「アクセルドライブ」
「コンプレッション」
ライが始動キーをつぶやくとパラディンの翼からそれぞれ2発ずつカートリッジが消費される。そして新しく、エナジーウイングが展開された瞬間、ライはその場から姿を消し、残ったのは緑の軌跡だけであった。
ミッドチルダ・ビル屋上
砲撃が行われた地点にライは即座に急行した。そこにいたのは大型のライフルを持った女性と大きな丸メガネをかけた女性であった。
急行したライはその表情を能面のような、感情が抜け落ちたような表情をしながら声を発した。
「お前たちはスカリエッティの部下だな」
質問ではなく確認。そして予想ではなく断定。その言葉を聞いた2人の内、メガネをかけた方がライの言葉に応えた。
「だとしたらどうしますぅ〜〜?私たちを捕まえますかぁ〜〜?」
人を馬鹿にしたようなその喋り方にも反応を見せずにライはただ静かにパラディンを構える。
「あらあら、野蛮ですわねぇ〜。せっかくの出会いだと言うのに〜。ただ戦うだけというのは無粋ですわよ―――」
まだしゃべり続ける彼女を無視し、ヴァリスの引き金を引こうとし―――
「お兄様?」
その指を反射的に止めた。
そのライの様子に満足したのか、メガネをかけた女性はその口を笑みを現す表情に曲げた。
「………!」
彼女の言葉の真意を探ろうと口を開きかけたところで、突然現れた気配にライは咄嗟に反応した。
右手に持っていたヴァリスを剣に切り替え、その気配がした方向に振り抜く。
そのライの放った斬撃は受け止められ、ライは後退して距離をとった。
新しく現れた、その気配の正体はまたしても女性。彼女は髪が青く、左右の手首からエネルギーでできた刃のようなものを展開
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