目撃!!
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ルイズはナルミと買い物をした夜、一人で散歩をしていた。
たまに、ナルミも一緒に散歩しているが今日はナルミはいない。
ついさっき、ギーシュに呼ばれてそのまま別れたばっかりだ。
「全く、ナルミったらギーシュと仲良くなってさ………」
あの戦いの後、ギーシュはナルミについて知りたい事ができたらしく。この頃、よくナルミと喋っているところを見かける。
「それにしても、良い夜ねぇ」
ルイズは空を見上げると、二つの月が綺麗に見える。
そして、しばらく歩くと………
ドシンッドシンッドシンッ
近くで奇妙な音が聞こえた。
「何かしら?」
ルイズは奇妙な音がする方に足を進めた。
すると、巨大なゴーレムが学院の壁を壊そうとしていた。
「ちょっと、何してるのよ!!」
しかし、巨大なゴーレムは見向きもせず。
そのまま
ガゴンッ!!ドガンッ!!
壁を殴り始めた。
「無視するなんて…………いい度胸じゃない!」
そして、魔法を詠唱してゴーレムに向けて放った。
ボガンッ!!!
ガラガラガラガラ………
しかし、ゴーレムには当たらず、ゴーレムが殴っていた壁にヒットして。
その爆撃(ルイズはファイヤーボールを唱えたつもり)で学院の壁が壊れた。
「ありがとうよ!!小娘!!」
ゴーレムの方からそんな声が聞こえた。
よく見ると、ゴーレムの肩に乗っていた人物が学院に入って行った。
そして、すぐに出てくるとこちらに向いて
「それじゃあ、見ちまったんだし。…………死んでもらうしかないねぇ!!!
そう言うと、ゴーレムがこちらに向いて殴りかかってきた。
ルイズは目を閉じた。
ドガンッ!!
しかし、その拳は地面に大きな穴を開けただけだった。
ルイズは目を開けると、空にいた。
「…………間に合った」
「タバサ!?」
「ルイズ、大丈夫だった!?」
「キュルケ!?」
タバサはフーッと息を吐き、キュルケはルイズの体を触りながら心配していた。
ルイズは少し涙目になりながら、
「な、何でここにいるのよ!?」
「タバサと一緒に部屋で話していたら、シルフィードに乗ったナルミが来てすぐに来てくれって」
「じゃあ、ナルミは!?」
「………あそこ」
タバサが指を指すと、ついさっき、ルイズを殴ろうとした拳の上にナルミが走っていた。
いや、走っていたと言うより滑っていた。
キュィィイィィィイン!!
空にいる三人からでも聞こえる、この世界では出で来ない音がナルミの足から聞こえた。
そして、それは馬よりも早かった。
「少女一人にデカイ木偶人形を使いやがって!!テメェだけは許さねぇ」
「な、
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