暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第1章 月の涙編
第19話 7つ道具
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ン!と凄まじい音と砂煙が舞う。

ショ「やったか?」

エ「いや、手応えが無い。きっと、何かで防いだんだろう。」

セ「そのとおり。まぁ、もっと具体的に言えば、「()()()()()」って言った方が正しいな。」

エ「何?・・・なっ!?」

最初はセインの言葉に顔を顰めていたが、意味が分かると目を見開いた。セインを襲ったと思われた無数の剣はセインには当たらず、空中で止まっていた。

セ「俺の7つ道具の1つ、無杖(ルーズステッキ)の効果だ。」

ショ「7つ道具?」

セインの言葉にショールが首を傾げる。

セ「簡単に説明すると、俺の持っている7本の(ステッキ)の事を俺がそう呼んでいるだけだ。」

エ「随分洒落た名前をつけたな。」

セ「別に良いじゃねぇか。今度はこっちからいくぜっ!」

そう言うとセインは、背中に背負っていた7本の(ステッキ)の内1本手に取ると、

セ「風杖(ブリーズステッキ)の竜巻!」

水色の(ステッキ)を空に掲げると、あっという間に(ステッキ)の周りに風が集まり巨大な竜巻ができた。これに巻き込まれたら大ダメージだ!だが、風が強すぎておもうように動けない。

セ「勝負ありだな。」

セインが勝ち誇った笑みを浮かべている。その時、

ショ「スローモーション!」

ショールが叫んだ。すると、

エ「え・・・!」

セ「な、何ィ!?」

巨大な竜巻の速度が落ちているっ!

ショ「俺の魔法だよ。」

私は後ろにいるショールを振り返った。

ショ「スローモーションは、相手の技の速度を落とす事が出来るんだ。この速度だと、あと30分しないと俺達にその竜巻は当たらないな。」

セ「クッソォ〜!これならどうだっ!」

風杖(ブリーズステッキ)を素早く背中に戻し、今度は黄色い(ステッキ)を手に取ると、

セ「雷杖(サンダーステッキ)の稲妻!」

エ「換装!雷帝の鎧!」

私は素早く雷帝の鎧に換装し、雷を防ぐ。

セ「クゥ〜・・・!」

セインは悔しいのか足を踏み鳴らす。そういう事するのは、お子ちゃまだぞ。

エ「そろそろ決着をつけねばな。」

ショ「援護するぜ、エルザ。」

エ「あぁ。換装!黒羽の鎧!」

私は黒羽の鎧に換装し、小さく地を蹴りセインに向かって駆け出した。

ショ「ビック!」

ショールが援護の魔法を掛けてくれた。

ショ「いっけェェエ!エルザァァアアッ!」

エ「はァアアァァアアアッ!」

セ「グワアアァアアァァアアアアアッ!」

勝負アリ・・・だな。

セ「ま、参りました・・・」

セインは床に手と額を付けて私とショ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ