第1章 月の涙編
第19話 7つ道具
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エ「・・・・・」
ショ「・・・・・」
私とショールは今、1人の男と向かい合っている。赤いスカーフと黒い眼鏡がトレードマークの男だ。どうしてこうなったかというと―――――、
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時は遡り5分ほど前の事だ。
私とショールが敵を探している最中だった。
ショ「ん?何だこれ?」
エ「どうしたんだ?ショール。」
ショールが見つけたものは、木で出来た青い杖だった。
ショ「どうする、これ?」
エ「何かの手がかりになるかもしれない。一応持っていこう。」
ショ「そうだな・・・ってあれ?杖が無い!」
エ「なんだとっ!?」
さっきまで持っていたではないかっ!
?「あったあった〜!俺の杖!」
エ&ショ「誰だっ!」
声がした方を振り返ると、さっきショールが拾った杖を持って嬉しそうに微笑んでいる黒い眼鏡を掛けた男がいた。
セ「ん?お前等が見つけてくれたのか!いや〜、サンキュー!この杖がないと、これから来る敵と戦えなくなるとこだったぜ。」
ん?これから来る、敵?
?「本当にありがってあぁーーーっ!お前等!妖精の尻尾の魔道士だなっ!クッソォ〜!敵に助けられるとは、俺もまだまだだぜ。」
ショ「気づくのが遅いだけだろ・・・」
正論を述べるショールに私も相槌を打つ。
セ「俺はセイン・ロード。見つかったからには勝負だっ!」
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で、現在に至る。
セ「そっちから来いよ。杖を見つけてくれたお礼だ。」
エ「ほぉ、よほどの自信があるようだな。」
ショ「エ、エルザを挑発するなんて・・・お、お前、命の保障が無いぞ・・・・」
それは大袈裟すぎだぞ、ショール。
エ「換装!天輪の鎧!」
私は天輪の鎧に換装する。それを見たセインは「ヒュ〜」と口笛を吹くと、
セ「へぇ〜、妖精の尻尾の最強の女魔道士、妖精女王っていうのはアンタの事だったのか。」
私はセインの言葉には何も反応せず、
エ「舞え、剣達よ・・・循環の剣ッ!!」
無数の剣を回転させながらセインに攻撃する。ドガガガァァァァァ
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