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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
虚空爆破
Trick09_まったく、あいかわらずだな
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んだけど、能力の強さ(レベル)を簡単に
 引き上げてくれる道具があるんだって。

 それが≪幻想御手(レベルアッパー)

 ま、ネット上の都市伝説みたいなもんなんだけどさ」

「そりゃそうですよ、そんなのがあったら苦労しません」

「でもさ、本当にあるなら私でも・・」

佐天はつぶやいた声は誰にも聞き取れなかった。

「? 佐天さん?」

「アハハ、なんでもないよ。

 ところで今日は買い物ってことですけど、御坂さんは何か欲しいものとか
 あるんですか?」

「ん〜、新しいパジャマとか服がほしいけど・・」

「それじゃ、≪seventh mist≫に行きましょう! あそこならいろいろそろってるし、
 小物とかもあるからちょうどいいと思いますよ!」

「そうね、そうしましょうか」

3人は行き先が決まり、意気揚々と歩いていた。


しばらくの間、3人は雑談をしながらデパートへと向かっていたが

「御坂さんの超電磁砲ってかっこいいですよねー、必殺技みたいで」

「必殺技って・・そんなんじゃないけど。

 あれ? あそこにいるのは信乃にーちゃんじゃない?」

「え!?」

御坂が指さしたのは通りかかりの公園。そのベンチに何をするでもなく
空を見上げている信乃がいた。

佐天は驚いて急に止まり、そのせいで後ろを歩いていた
初春が背中にぶつかった。

「痛! 佐天さん急に止まらないでください! 花を、じゃなくて鼻を
 ぶつけたじゃないですか」

「///し・・信乃さん////」

「佐天さ〜ん? 顔が真っ赤ですよ。またですか。・・あれ、もしかして」

「信乃にーちゃん、どうしたのこんな所で?」

御坂一人で信乃の元へと近づいて行った。
佐天は顔を真っ赤にして動けないようで立ち止まっていた。

「佐天さん、もしかして信乃さんのこと?」

「え!? いやわたしはべつに・・/////」

「はは〜ん。そういうことですか」

初春は悪戯っぽい笑みを浮かべながら信乃たち2人の元へと歩いて行った。

「ちょっと初春違うわよ」

佐天も急いで追いかけて4人がベンチに集まった形になった。


「琴ちゃ・・・御坂さん、どうしたんですか? 3人でお出かけで?」

気を抜いていたからだろう。昔の愛称を言いかけて直した。

「私は別に『琴ちゃん』でいいんだけど。まあ、そうよ。今から3人で
 買い物に行くところ。信乃に・・さんはなにしてたの?
 風紀委員は忙しいって聞いてたけど」

「あー、風紀委員は強制的に休まされました。
 風紀委員に所属してから一日も休んでいないせいで風紀委員の労働基準誓約書
 とか言うやつですかね? まあ、そ
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