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コシ=ファン=トゥッテ
第一幕その十三
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れが少し信じられなくなった。目をしばたかせてさえいる。
「随分と恋愛経験豊富なようだが」
「十歳で告白してされて」
 子供の頃からだった。
「もう三桁はいってるわよ」
「ううむ、三桁か」
「そうよ、これでわかったわね」
 あらためて話すデスピーナだった。
「私の恋愛経験。このことなら誰にも負けないわよ」
「見事なものだ」
「下は八歳から」
「これは幾つの時の話だね?」
「十歳の時よ。その時十三歳の彼氏と二股だったのよ」
 のっけからそれだったのである。

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