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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
最終話:解散、機動6課
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われたホールで機動6課の解散式が行われている。
お立ち台の隣に立つ俺の目には、1年間共に戦ってきた6課のメンバーが
勢ぞろいしている。

「それでは、最後に八神部隊長から6課の解散にあたっての挨拶を頂く」

マイクに向かってそう言うと、全員の目がお立ち台の上に立つはやてに向かう。
マイクの前に立ったはやてはホールに居並んだ6課の全メンバーを
ぐるっと見回すと、ゆっくりと口を開いた。

「1年前、この場所で、機動6課は産声を上げました。
 あれから、私達は多くの戦いを経験してきましたが、一人の殉職者も
 出すことなくこの日を迎えることができたことを嬉しく思います。
 どの戦いも厳しいものでした。
 隊舎を放棄せざるを得ないような攻撃を受けたこともありました。
 世界の行く末を左右する大きな戦いもありました。
 その中を無事に戦い抜いてこられたのは、みんながそれぞれの力を出し切り、
 協力し合って、優れたチームワークを発揮してくれたおかげやと思ってます。
 今日で機動6課は解散しますが、みんながここでの経験を糧として、
 新しい配属先でも力を発揮してくれることを期待しています」
 
はやてはホールの中を見渡すと、口元に微笑を浮かべた。

「それでは、ただいまをもって、機動6課を解散します!」


解散式が終わると、それぞれが次の配属先に向かうべく別れていく。
俺が副部隊長室に戻ると、部屋の中になのはが立っていた。

「あ、ゲオルグくん。おかえり」

「なのは? なんでこんなとこにいるんだ?」

「ゲオルグくんを迎えにきたんだよ」

「迎え? 帰るにはまだ早いだろ」

そう訊くと、なのはは首を傾げた。

「あれ? 言ってなかったっけ? とにかく行こ」

なのはは笑顔でそう言うと俺の手を引いて部屋を出る。
そのまま俺は引きずられるように隊舎を出る。
しばらく歩くと、隊舎近くの森にたどり着いた。

「着いたよ!」

「着いたよ・・・って、こんなとこで何を・・・」

そう言ってまわりを見ると、ピンク色の花で彩られた木々が立ち並んでいた。

「桜・・・か」

「うん。みんなでお花見しようと思って」

「そうだったのか・・・。先に言ってくれりゃよかったのに。」

「言ったつもりだったの。 それよりもさ、キレイだね」

「うん・・・」

俺が頷くと、隣に立っているなのはが俺の肩に頭を預けてきた。
俺はそっとなのはの肩を抱く。

「ねえティア。 なのはさんとゲオルグさんがラブラブしてるよ」

「そうね・・・って!なんであたしに振んのよ!」

「まあまあ、ティアナもそうカリカリせんと。それより、
 あの2人はなんだかんだでいつでも仲良しやな。正
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