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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
最終話:解散、機動6課
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に落ちて行った。





「ゲオルグくん・・・」

耳元で小さな声がして、俺はゆっくりと目を覚ます。

(ん!? 寝ちゃったのか・・・)

生あくびをしながら時計を見る。
時間はシンクレアが部屋を去ってから1時間ほど経っていた。

「おはよ。ゲオルグくん」

耳元で声がして、俺は寝ぼけたまま声のした方に顔を向ける。
そこには、頬づえをついてにこにことこちらを見ているなのはがいた。

「・・・なのは?」

「うん。おはよ、ゲオルグくん」

「ああ、おはよう・・・って、なんでなのはがここに?」

「忘れちゃったの? 今日の訓練で模擬戦に参加してくれる予定だったよね。
 でも、時間が過ぎても来ないから来て見れば寝てるんだもん」

なのははそう言って頬を膨らませるが、その顔は笑っている。

「・・・そうだった・・・ゴメン。それで、模擬戦は?」

「今日はフェイトちゃんに無理言って参加してもらったの」

「そっか・・・、フェイトには悪いことをしたな」

「ホントだよ。だから、ゲオルグくんには罰を受けてもらうんだからね」

「罰? どんな?」

「それは、明日のお楽しみってことで」

なのははそう言うと、悪戯っぽい顔で笑った。

「明日? 明日は解散式をやったら終わりだろ」

「そうなんだけどね。まあ、明日まで楽しみにしててよ」

「罰を楽しみにはできないって」

「にゃはは・・・それもそうだね」

なのははそう言いながら無邪気に笑う。

「笑ってごまかすなっての・・・」

苦笑しながらなのはに向かってそう言うと、ちらっと時計に目を向ける。
時刻はちょうど昼時を指していた。そういえば、腹が減ったような気もする。

「なのはさんや」

「なあに?」

俺がそう声をかけると、なのはは首を傾げて俺を見る。
俺は椅子から立ち上がり、なのはと向かい合って立つ。

「昼食でもご一緒しませんか?」

「いいですよ」

なのはは芝居がかった口調で答えると、俺の左腕に自分の右腕を絡めた。

「エスコート、してくれるよね?」

「ご要望とあらば」

俺はなのはを伴って部屋を出ると、食堂へと向かった。





食堂で昼食を終えてなのはと別れた後、俺は部屋の片づけを始めた。
とはいえ私物がさほど多くあるわけでもなく、1時間後には数個の箱に
私物がきっちりおさまっていた。
またやることが無くなった俺は、ふらっと部屋を出る。
隊舎の中ではあちこちでいろいろな人が片付けをしている。
その中を歩いて行くと時折声をかけられ、その都度二言三言言葉を交わすので
普通に歩くのに比べると倍以上時間がかかる。
そうしてのんびりと通路
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