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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百十九話    『ぎこちない距離感、深めあう仲間達』
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、三人で二人に言い聞かせているとスバルさんが遅れてやってきた。

「五人でなんの話〜?」
「別に。ちっこいの二人があんまり話さないなって感じの話題を言ってただけよ」
「あーそれあたしもちょびっと思ってたよ。お話はちゃんとしたほうがいいよー?」
「「はい」」

それでスバルさんも二人の頭を撫でて、

「最初は話なんて合わないのは当たり前だよ。エリオにキャロ。
だからなんでもお話していくうちにいろいろとわかってくるもんなんだから」

うん。スバルさん、いい言葉だね。
私達も見習いたいものだわ。
それでエリオとキャロも元気が出たのか、

「がんばりましょう、“ルシエさん”!」
「がんばるであります。“モンディアル三士”!」

あれー!?
やっぱりまだ違和感があるよ!?
思わず滑りそうになってしまったよ。

「その呼び方も良くないね。
『行くよキャロ!』『うん、エリオくん!』…とかでいいんじゃないのー?」
「「が、頑張りますっ!」」

うん。まだまだこれからだね。時間はいっぱいあるんだしこれからももっと仲を深めていけるよね。
それから食事も終了し、食堂から出る際に士郎さんに、

「六人ともしっかりと訓練をしてくるといい。まだまだお前達はヒヨっ子だ。
だがな、ヒヨっ子はヒヨっ子なりに頑張れることがあるのだ。
無茶はせずに確実に頑張ってこい」
「「「「「「はい!」」」」」」
「いい返事だ。さ、行ってこい」

士郎さんは男気溢れるような笑みを浮かべて私達を送り出してくれた。
あー…あれが男性局員が憧れるという士郎さんの漢の笑みか。
かっこいいよねー。
そんな事を思いながら、ふとレンとエリオを見てみると二人共あこがれの眼差しを贈っていた。
やっぱり弱気なレンとしては士郎さんが理想系か。
だがそこに遅れてきたのかランサーさんが食堂にやってきて、

「おい、士郎。なにかつまめる物はないか? ヴァイスと後で酒飲みをする予定なんだが…」
「控えめにしておけよ、ランサー。ヴァイスはヘリパイロットなのだからいざという時に酒が入っていて動けないとかだったら職務怠慢になるからな」
「へいへい。さすがオカンだな」
「………私は男だぞ」
「いや、お前はやっぱり生まれてくる性別を間違えてるって。シホの嬢ちゃんの方が逆に正常に見えてくるぜ?」
「それは、ショックだな…」

なにやら意味深な言葉が聞こえてきた。
そういえば、シホさんと士郎さんって兄妹な関係らしいけど本当はどんなんなのだろう…?
ま、いつか話してくれるよね。
それで私は先を行く五人に追いつくのだった。
そして午後の訓練。
そこにはまだなのはさんとシホさんだけしかいないようである。

「さて、それじゃこれから第一段階に入って
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