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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百十九話    『ぎこちない距離感、深めあう仲間達』
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「ティアナで決まりじゃないかな?」
「そうね。やっぱりみんなに指示を出せる人が一番的確だと思うわ」

なのはの意見に私も賛成の意を示しておく。

「そうかぁ」
「ティアナはちょっと熱くなりやすいところがあるけど、視野は広いし指示も正確。自然に他の五人を引っ張っているしね」
「そうね」
「ええ感じやね」

はやてがそう言葉を発するがなのはは少し困り顔になる。
私も事情は知っているから何とも言えないわね。

「ただねぇ。ライトニングとセイバーズは経験不足以外だとレンの少し弱気なところ以外は特に問題はないんだけどね。
スターズのコンビが二人揃ってすんごい突撃思考なんだよ。ここは厳しく教えていかないとね」
「あー…なるほどな。なのはちゃんのちっちゃい頃みたいな?」
「あははっ!」

はやての比喩に私は思わず笑いをこぼしてしまった。

「あ、シホちゃん。笑うのはひどいよー」
「や、ごめん。なんていうか昔になのはをユーノ、フィアと三人で鍛えていた頃を思い出して、苦労したなぁ…と思い出したら思わず笑いたくなって…」
「うう〜…そんなに迷惑かけていたかな?」
「私が生き証人や。安心してええよ。なのはちゃん」
「は、はやてちゃんまで…泣いちゃうよ、私!?」
「「あははははッ!」」

それで三人でひとしきりじゃれあった後、

「うー…なんかいまいち納得できないけど、話は戻すね。
今すぐにでも出動はできなくはないんだけどね。三つの分隊もまだあと一週間くらいはフル出動は避けたいかな。
もう少し確実で安全な戦術を教えてからにしたいんだ」
「その意見には同意ね。私もランやレンには危ない戦いはしてほしくないからね」
「そこのところはへーきや。そのための隊長・副隊長の配置やし。
新人達の配置についてもなのはちゃん、シホちゃんの裁量に…いや、高町教導官、シュバインオーグ・高町教導官に全面的にお任せや」
「ありがとうございます。八神部隊長」
「さすが部隊長ですね」
「二人共あかんよ。そう何度も部隊長呼ばわりはまだ慣れへんから背中がムズ痒くなってくるわ」

それでまた三人で笑いをこぼすのだった。


◆◇―――――――――◇◆


Side ラン・ブルックランズ


それからリインさんに色々と案内をしてもらって食堂にまでやってきた。

「はい。こちらの食堂で案内は一通り終了です。食堂の使い方はもうわかっていますよね?」
「「「「「「はい」」」」」」
「それではちょうどお昼休みですのでこれにて解散にしましょう」
「「「「「「ありがとうございます」」」」」」
「さて、それでは…士郎パパー! お腹空いたです!」
『!?』

そのリインさんのある意味問題発言によって食堂にいた全員がギョッと
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