暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
出会い
Trick08_・・ご、ご愁傷様?
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
こに?」

「わからないけど、こういう時は信乃にーちゃんは大抵・・」

御坂は階段を上りきり扉を開けた。

そこは

「屋上よ」

予想通り信乃はフェンスに背を預けて空を見ていた。

「あいかわず高い所が好きだね、信乃にーちゃん」

「にーちゃん言わない。いいかげんに直してください。

 高い所が好きでも別にいいじゃないですか。
 『馬鹿とハサミは高い所が好き』って言いますから?」

「「混ざってるよ(ますわよ)」」

「それで何の用です?」

「決まってるでしょ! 修理員って何よ!?」

「修理をする人のことです」

「じゃなくて! 何で信乃にー、じゃなくて信乃さんが修理員なのよ!」

「それはですね・・」




前日 風紀委員支部にいる信乃へ電話が来る数分前のこと前のこと


常盤台中学の理事長が電話を相手に大声で懇願していた。

「お願いします、マリオ氏! あなたにしか頼めないんです!
 我が校の校舎はあなたが作られた芸術品であり、修理するにもあなたか、
 もしくは同じ技術を持った人しかできないんです!
 この技術を持っている人はマリオ氏! あなたしかいません!

『ワシは今いそがしい! 修理が必要ならもう少し待ってろ!
 わざわざ極東の国に行く暇は・・・ん? おい、確かそこは日本だったな?』

「はい、日本の学園都市です」

『≪ニシオリシノ≫って日本人のガキがそっちの国にいるからを探せ!
 歳は15だ! 見つけたら連絡しろ!』

ガチャッ! プープープー

「マリオ氏!? ・・切れてしまった。この広い日本でどうやってみつけろと・・」

「理事長見つけました」

「はや!」

声を出したのはパソコンを操作していた秘書だった。理事長も思わずツッコミ。

「ちょうど学園都市にいます。しかも風紀委員に所属してます。すぐに連絡も取れます」

「い、今すぐに電話を掛けてくれ!」




電話がかかってきた風紀委員177支部

「はい、代わりました西折です」

『常盤台中学の理事をしてるものだ! 早速で済まないがマリオ氏に電話を繋げる!』

「は?」

『ようシノ、元気にしてるか?』

「え? マリオさん? あの、お久しぶり、です。急にどうしたんですか?」

『実は建物の修理を頼まれたんだが、ワシは忙しくてな。だからお前頼む』

「へ!?」

『お前はワシの手伝いで技術を覚えたじゃろ? なら大丈夫じゃ』

「ちちちょっと!?」

『ワシの代わりじゃしっかりやれよ』

ガチャッ!

「・・・」

『こちらにも電話は繋がっていたのでお話は聞いてましたよ!
 いや〜、あのマリオ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ