暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十四話】
[2/2]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
――栗原の言葉に続くように宇崎も同じように言った。
搭乗機は二人ともラファール・リヴァイヴなのだが、このパッケージ装備の【クアッド・ファランクス】ってなんだ…?
見たところ、普通のラファール・リヴァイヴにしか見えないのだが…?
……展開されていないだけなのかもしれないな。
クアッド・ファランクスで検索かけたいが…何分もう試合が始まる時間帯だ…。
検索だけやっておくかな、これが。
そう考えていると、また観客の声援がわき上がったので何かあったのかと思うと――ピットからシャルルが出てきた歓声だった。
カタパルトから射出され、シャルルもアリーナ中央へと降り立つと――。
『Aブロック二回戦第一試合、有坂緋琉人&シャルル・デュノアペアvs宇崎玲&栗原理央ペアの試合が始まります』
淡々としたアナウンス口調――。
ハイパーセンサーの隅で、検索をかけたクアッド・ファランクスの説明文が表示されているが、今は試合開始の合図を待たないといけない。
アナウンスの声をきっかけに、静まりかえるアリーナ――それが否応なしに俺の心臓の鼓動が高くなっていく…。
目を閉じ、軽く呼吸し、何とか落ち着かせると試合開始のカウントダウンが始まる。
ハイパーセンサーのカウントダウン表示が0になったその瞬間――。
『試合開始してください!』
その言葉を合図に、栗原と宇崎、二人はパッケージ装備を展開した――。
「……なっ!?」
――俺の目には、その姿は異形に見えた。
ガトリング砲を四門搭載し、固定する為だろうか補助脚部も四本、ガトリング砲の弾装に到っては樽形という――弾詰まりが起きそうな樽形弾装を四基積んでいた。
四門のガトリング砲×2――つまり、二人ともがまず俺をロックすると――。
「有坂!先にお前から倒させてもらうぜっ!」
「おー、ドカンと一発、やっちゃうよぉ〜!」
「ちぃっ、俺からかよっ!?」
「ヒルト!?離脱―――!!」
そんなシャルルの叫びをかき消すように、合計八門のガトリング砲が火を噴いた――。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ