暁 〜小説投稿サイト〜
鋼殻のレギオス IFの物語
第零章 【Origin】
二話
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
帰ってきてね』、か」

 受け取った賞金をリーリンに渡し、道を歩きながらレイフォンは言われたことを思い返す
 天剣に選ばれずに済んだということは、自分に才能が無かったのか、それともバレ無かったのか、はたまた別の理由か
 どちらでも関係はないだろう
 人並みが少ない道を通り、裏通りを抜け、その先にある建物の中に入る
 渡された仮面を付け、多くの観客のいる中舞台に上がる

「さあ、今日は新しいファイターの登場だ!なんと歳は十歳!だが実力は大の大人を打ち倒すほどの確かなもの!」

 感の良い観客は気付いただろう、その少年が今日の戦いの優勝者だと。それほどの人物がこの場に現れたことに、げびた歓声が沸き上がる
 レイフォンはそんな声を聞き、やはり自分は刀を使う資格など無く、離別してよかったと思う
 たとえ、どんな理由であろうと養父を裏切り────

「オッズは新人の少年が二倍、相手のベテランファイターが一・三倍だぁ!さあ、張った張ったぁ!」

────金のために、賭け試合に出た自分など


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ