第零章 【Origin】
二話
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帰ってきてね』、か」
受け取った賞金をリーリンに渡し、道を歩きながらレイフォンは言われたことを思い返す
天剣に選ばれずに済んだということは、自分に才能が無かったのか、それともバレ無かったのか、はたまた別の理由か
どちらでも関係はないだろう
人並みが少ない道を通り、裏通りを抜け、その先にある建物の中に入る
渡された仮面を付け、多くの観客のいる中舞台に上がる
「さあ、今日は新しいファイターの登場だ!なんと歳は十歳!だが実力は大の大人を打ち倒すほどの確かなもの!」
感の良い観客は気付いただろう、その少年が今日の戦いの優勝者だと。それほどの人物がこの場に現れたことに、げびた歓声が沸き上がる
レイフォンはそんな声を聞き、やはり自分は刀を使う資格など無く、離別してよかったと思う
たとえ、どんな理由であろうと養父を裏切り────
「オッズは新人の少年が二倍、相手のベテランファイターが一・三倍だぁ!さあ、張った張ったぁ!」
────金のために、賭け試合に出た自分など
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