第六話「放課後 ~quest~」
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すかもしれない力を解放すると言うの!?」
「そんな設定、一切合切ありません。ほら、その眼帯も外して書類にハンコ押してください」
「やめろ!触れるな!クウ、邪王神眼の餌食になりたいのか!?」
「あー、はいはい。中二病乙」
楯無の発言をスルーしながら、虚は鋼糸を操って包帯と眼帯を切って席に着かせる。
「あれ?虚ちゃん、私の従者だよね?これじゃ、私が傀儡の主みたいなんだけど」
「本音を呼びますよ?」
「マジでごめんなさい。調子乗ってました。許してください」
体に巻かれていた鋼糸を、シュワッと溶かしてすぐさま書類整理に打ち込む楯無。
「あ、それから先程、本音からメールで一夏様の部屋でたむろしているとのことです」
「簪ちゃん達に連れて来るように言ったけど、忘れられた?」
「そのようで」
ガーン、と机に突っ伏す楯無。
「はいこれ、追加の書類です」
「ウソダドンドコドーン!!ワデノカラダハ、ボドボドダァー」
追い打ちをかけられ、某オンドゥル星人のように叫ぶ楯無の声が、学園に無情に響き渡った。
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