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インフィニット・ア・ライブ
第六話「放課後 ~quest~」
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るみたいだね」
「言わせておけば!ッ!?」

 一夏に手を伸ばした千夏だが、簪と折紙がスマホで録画しているのに気付き、手を引っ込める。

「……チッ」
「早まるな、折紙。……この程度じゃ、甘い」
「具体的に言うと〜、ワッフルに練乳とシロップと蜂蜜を塗りたくったぐらい甘いかな〜」
「それもう、凶器よね。女子にとっては」
「青春キタ―――!!」
「うお!?な、なんだ!?」
「あ、いや、なんか叫ばないといけない気がして」
「「「あー、あるある」」」
「いや、ないから」

 簪の奇行に驚く素振りを見せず、むしろ納得する一夏達に清香はツッコミを入れる。
 ちなみに、折紙がDEM製の音を遮断するメカを使っているため、先程の会話は千夏の耳には入っていない。

「織斑くん、ウェストコットくん!お待たせしました!」

 さあもう一狩り行こうか、と準備していたところに、真耶が戻ってくる。

「お二人に部屋の鍵を持ってきました。はい、これです」
「自宅通学と言われてましたが、やはり寮に入れられましたか」
「あざーす。部屋割りの調整、ご苦労様です」

 一夏と千夏は違った反応をしながら、手に数字が入ったカードキーを受け取る。

「へー。さすがは天下のIS学園。金使ってるな」
「でもこのキー、脆いよ」
「かんちゃ〜ん、バラそうとしたらダメだよ〜」
「そ、そうですよ!あれ?でも何で私が、部屋割りの担当だと分かったんですか?」
「そう言うことを、強いられてるんが!!」
「あ、はい。なんかゴメンね?それでは、私はこれで」

 真耶は突然目を見開いた一夏の迫力に押されて謝ってしまうが、簡単に寮則について説明すると規則が書かれた書類を渡して立ち去った。
 その後に続き千夏も自室へ向かい、清香も一夏の部屋番をメモすると引き上げて行った。

「じゃ、俺も部屋に戻るか」
「あ、私行ってもいい?」
「…私も」
「荷解きを手伝ってくれるなら許可しよう」
「お任せあれ〜」

 一夏達もゾロゾロと教室を後にし、一夏の部屋へ向かう。
 
「何か忘れてるような?」
「まあ、いいんじゃない〜」



―――同時刻、IS学園某所



「一夏・ウェストコット!次に貴様はこう言う!謀ったな、楯無ィィイイイ!!」
「お嬢様、いつまでそんな奇妙なポーズのまま独り言をしているつもりですか?」

 部屋に置かれた姿見の前で、ドドドドドドド!、と擬音が背景に浮かびそうな姿勢の楯無に、虚が呆れた声を出す。

「決まってるじゃない。一夏くんが来るまでよ。うずくのよ、この腕が」
「ケガもしてないのに包帯を巻いてるからですよ。蒸れたんじゃないんですか?」
「バ!?この忌まわしき封印された、世界に混沌と破滅をもたら
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