暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
七つの鍵と守護者たち編
ターン22 真紅の瞳と闇色竜
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 僕がゲイルをもらったあの日から、またしばらくたった。変わったことと言えば、墓守たちの世界まで行ってきたことだろうか。いやー、あの時はビックリした。でも、そんな非日常な世界も終わってみれば思い出話の中の一つになるんだよね。そういえばあの時十代が受け取ったペンダント、その半分は一体誰が持ってるんだろう。そんなことをつらつらと考えながらの授業中。明らかに授業態度悪いけど大丈夫、隣で爆睡してる十代よりは起きてるぶんだけマシだと思う。お、チャイムだ。よし、今日も昼飯だー!

「ああ、遊城十代君。それから遊野君に、万丈目君。三沢君に明日香さん、河風さんも。ちょっとお昼は後にして、私と一緒に校長室まで来てください。もしいるんでしたらユーノ君も、別についてきてもらって構いませんよ」

 ちなみに大徳寺先生がユーノのことを知ってるのは、墓守の世界で実体化したところを見られたから。これまで半信半疑だった隼人や翔も、これでユーノがいることにはっきり気づいてくれた。というかユーノ、やっぱり扱いとしては精霊体なんだね。

「ちなみにさ、何の話か分かる?」
『こりゃあれだな、レッド寮魔改造のことがばれててド叱られるパターンだな』
「………マジ?」

 何気なく話を振ってみたら、即答された。あっちゃー、短い青春だったなぁ。いつかばれるかもとは思ってたけど。

『嘘に決まってんだろバカヤロウ。なんでそれに三沢だの明日香だのまで呼ばれなきゃいけねーんだよ。ほれ、さっさと行こーぜ』

 な、なんだ嘘か……よかったよかった。それから道中さりげなく聞いてみたけど、どうも大徳寺先生も用件は知らないらしい。うーん、一体何の話なんだろ。





「三幻魔のカード?」
「そうです、この島に封印されている、(いにしえ)より伝わる3枚のカード……」

 いきなり呼び出されて始まったのは、校長によるまるでお伽噺のような昔話。ついこの間、入学する前にはこんな話聞かされても多分信じてなかったろうけど…………今はユーノ(幽霊)とかシャーク・サッカー(精霊)だのがすぐ近くにいるんだから、この話も本当なんだろうなあ、ってのはすんなり受け入れられた。しかしそんな、解放したら世界が魔に包まれるような危険なカードを封印した島に平気な顔して学園を建てちゃうなんて、これが世界に羽ばたく海馬コーポレーションクオリティーなんだろうか。

「そのカードの封印を解こうと、挑戦してきた者達が現れたのです……」

 七星門だかセブンスターズだか知らないけど、随分大それた真似をする人たちもいたもんだ。名前から察するに、全員デッキには七星の宝刀が3積みしてあるんだろう。というかこーゆーのって大体あれだよね、一回は解放に成功してパワーアップするけどすぐ自分が取り込まれてえらい事になっ
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