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八条学園怪異譚
第三十一話 マウンドのピッチャーその十
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う様にな」
「というか先輩お料理出来たんですね」
「それもびっくりですけれど」
「あれでたおやめなところもあるのだ」
 二人にとっては意外なことだった。
「あれでな、それでだが」
「はい、もうすぐ十二時ですから」
「今からですね」
「野球がはじまる、観客席に行こう」
「あんた達こっちに来なさいよ」
 その茉莉也が三人にその三塁側の観客席から声をかけてきた。
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