十六話
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こなしながら働く
あまりに忙しく、大声で指示される中、忙しさでテンションの上がった店主と、頑張れ! 頑張ったら娘をやってもいいぞ! いりません! サーニャがいらないとかふざけんなガキ!! 店長、じゃあ俺にサーニャちゃんを! 手前は論外だダァホ!! 等と厨房の他の店員も含め変なテンションでひたすらに仕事を進める
疲れ、理不尽な怒り、高揚、奇妙な連帯感の順に経験し、逆にハイになりかけ、閉店時間を少し過ぎたところで終わる
閉店後、賄を店員達で突きながら深夜の勢いの周りに押され、少量ながらアルコールを飲まされ酔う
俺の娘可愛いよな? ……ふぁい、可愛いです。 会いたいよな? ……はい、会いたいれす。等と酔って判断能力が落ちているところに店主に話しかけられ、知らず知らずの内に話を進められる
日が変わる前に送られながら帰宅し、そのまま布団へダイブする
・七日目
結婚相手の布団と一つになりながらレイフォンはひたすらに夢の世界の住人であり続ける
リーリン、僕は運命の人を見つけたよ。と思いながら前日のアルコールの影響もあり昼まで眠り続ける
午後は街に行ったり、昼寝をしたり、適当に開けたところで鋼糸や素振りしつつニーナさん達どうしてるかな……等と思いながら鍛錬をしたり、ひたすらに怠惰な一日を過ごす
「……結構時間が空いたんだね。いや、それでもまだ結構働いてるけどさ」
「はい。だからシフトを増やすか、何か新しく入れようかなって」
手帳に書かれた一週間のレイフォンの予定を見ながら、シンラは呟いた
なんとなく前から比べレイフォンの拠点に居る時間が増えたと思い、シンラが一週間の様子を聞いてみたのがこの結果だ
「遊んでばかりのシンよりもレイフォンはよっぽど働いています。少しは見習ったらどうです? 子供に経済力・社会力で負けますよ」
「ああ、全くその通りだ。シンラはもっと働くべきだ」
「……一応、僕もやることはやってるんだけどね」
長年のツレのエリスと、その次に付き合いが長い仲間に言葉を返す
それは落ち着きを感じさせる精悍な顔を顔をした男性だ。黒と茶が混ざったオールバックの髪型で、黒スーツでも似合いそうな彼はエリスに続きシンラを責める
「気が乗ったもの以外は最低限だけでしょう? 後は基本趣味に走ってばかりじゃないですか」
「いい加減訳分からない物を買って来ないでくれ。剄脈刺激から促す背伸び薬、とやらをこないだ見たが胡散くさ過ぎる。私が全力で引っ張ってやろうか道楽野郎」
「遠慮しておくよアルウェイ。今の背丈に不満はないからね」
即座に返され、その評価にハハハと適当に愛想笑いをしながら話を流し、シンラはレイフォンの方に視線をそらす
この二人、
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