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武で語るがよい!
高町さんとの下校
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界状、殺人拳に近いような気がするが…
まぁ、今は武道という事にするか……道徳的に…。

「そうなんだ…。でも…どうして武道をしようと思ったの?」

高町さんからの問いに、俺は腕組みをして考える
一番の理由は……そうだなぁ…特典を貰えたというのが大きい……。
実際問題、特典が無かった場合…俺は普通の小学3年生になってたと思う。

「……まぁ、あれだね…才能が有るから…かな?」

「ほぇ〜武道に……でも、神田君ってスポーツ全般にも才能有るよね?
サッカーや野球、バスケとかの練習を私が見ても解る位に上手だもん……
だからちょっと羨ましいよぉ……私は神田君と違って運動の才能無いもん……」

そういって高町さんは苦笑いをしだす……本当の事(自虐ネタ)だから反応に困る…。
後……俺がスポーツ全般が得意なのは修行してるからだ……修行をする事で、基礎体力の向上や反射神経の強化などを六式の修行を通じて身に付けて来た。

はっきり言って、スポーツなどに関する技量や技術は皆とそう対して変らない……
前世では部活動とかはやってなかったから、そういった知識は一般人レベルだ。
なので大概いつも、運動神経や反射神経などで技量の不足分を補ってきた…

まぁ、それだけでも十二分に驚異的なのだが……。

「スポーツ全般が得意なのは武道を通して身に付けた、体の御かげだよ
簡単にいえば、おまけってやつかな? ほら、高町さんのお兄さん達も運動得意でしょ?」

俺自身、恭也さん達がスポーツをしたところを観た事はないが……
一般人よりも遥かに強い人達だ……そんな人達が運動が下手糞なわけがない。

「そう言われてみれば……お兄ちゃん達も運動が上手なの」

高町さんは自分の顎に人差し指を置き、何かを思い出しながら答える。

「でしょ?だから俺がスポーツ得意なのは、あくまでおまけって事だよ才能じゃないんだ」

「そうだったんだ……ごめんね神田君? 神田君が頑張った成果を才能で片付けて……」

「いや、いいよ高町さん、別に気にしてないし。
それに……俺が真面目に努力したのは武道だ、スポーツの方に努力のベクトルを向けてない…だから、否定されても俺にその事をどうこう言う資格は無いんだよ」

「でも…」

高町さんは自分の胸の辺りで、右手を軽く握り締めている
その表情は何処となく悲しげだ。

「あはは! 気にしない、気にしない!
それに、スポーツなんてのは皆で楽しくできれば、俺はそれで良いしね」

空気……というより雰囲気が暗いので、俺は少しテンションを上げながら言葉を発する。
というのも、こんな雰囲気で残りの高町家までの道のりを2人で行くのは……俺が持たん。

「え、えっと……私あんまりスポーツしないから分らない
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