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武で語るがよい!
高町さんとの下校
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か真剣な表情をしていた。

「……じゃあ…どうしようか?
話す内容がアレだし……スクライアも居ないとだし…どこで話す?」

「あっ、うん!
それは私の部屋で話すの、ユーノ君も居るから丁度良いと思うんだけど…どうかな?」

ん〜高町さん家か……。
正直女の子の部屋に行くのは気が引けるが…まぁ、スクライアも居るし妥当か。

「OK、問題ないよ……じゃあ行こっか?」

「うん!」

方向性が決まり、俺と高町さんは高町家を目指す事になった。


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校門を出てもう20分ぐらい経っただろうか?
高町さん家と学校の距離を考えれば……恐らく後10分もあれば着く、という距離に今俺と高町さんは居る。

ここまでの道のりは……よく高町さんが俺に質問をしてきた
それは別に昨日の事とかではなく、俺個人に対する在り来りな質問が多かった
『神田君って好きな食べ物は何? 私はね―――』という感じだ。

まぁ、会話の話題が無くなるよりは良いのだが……
あまり日常会話をした事ない子…しかも女の子で、この原作の主人公……。
どうにも遠慮気味になってしまい、会話の流れはほとんど俺が受身の状態で会話している

「―――私はだと思うんだけど……神田君はどう思う?」

「え?」

頭の中で回想してたら突如、高町さんから意見を求められる……。
高町さんは笑顔で顔をこちらに向けてくるのだが…すまない…話を聞いてなかった。

「あぁ……ごm…ん?」

高町さんに謝ろうとした、まさにその時である
ズボンのポケットに入れてある携帯がブゥー、ブゥーと振動する……。

「ん? どうしたの?」

「ごめん高町さん、電話が掛かってきたからちょっと出るね?」

ポケットに入れておいたガラ携を取り出し、パカリと開く
するとディスプレイ画面には、見知らぬ電話番号が表示されていた……。
内心『誰だ?』と思いつつも、受話器ボタンをピィッと押し電話に出る。

『はい、神田です……』

『あ、もしもし? 神田君かい?』

あれ? この声って……

『士郎さんですよね? 昨日振りです』

『あはは、声で分かっちゃたのかい?』

やはり士郎さんだった…
士郎さんからの電話という事は勝負の件だろうか?

「ふぇ!? お、お父さん!? 何で!?」

士郎さんからの電話の内容が勝負の件なのか? そうなのか? と期待していると
隣に居る高町さんから驚きの声が上がる……。どうやら多少は音が拾えているらしい……。

あれか? 士郎さんが俺の携帯番号を知ってるのに驚いているのだろう
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